キム・ヨナを彷彿させる美少女ヒロイン、決められるか“恋の3回転”

フィギュアの妖精がドラマの世界に降り立った――。先日、バンクーバーオリンピックで金メダルを獲得したキム・ヨナ選手は、その圧倒的な演技で韓国はもちろん、世界中を魅了した。そして、そんな興奮も覚めやらぬ3月26日(金)、同じくフィギュアスケート界を描いた韓国ドラマ「トリプル」のDVD-BOXが日本に上陸する！

広告業界とスケートリンクを舞台に、6人の男女の複雑な恋愛模様を描いた本作。しかし、なんと言っても注目はヒロインの1人、ハルの存在だ。義兄に淡い恋心を寄せる女子高校生フィギュアスケーターの彼女は、見た目のかわいらしさはさることながら、“第2のキム・ヨナ選手”を思わせる本格的なアイスダンスが魅力。キム・ヨナら韓国代表選手やコーチを取材して制作したというだけに、フィギュアシーンはリアルかつ美しく、ヨナ人気に沸いていた韓国視聴者の心をわしづかみにした。

華麗なスケーティングで魅せるハルを演じるのは、歌手でモデルのミン・ヒョリン。彼女にとって本作は女優デビュー作であり、“フィギュア”デビュー作でもあった。スケート経験ゼロのド素人だった彼女は、ドラマ出演が決まって以降、1日約10時間の練習を半年以上続け、やがてはキム・ヨナが得意とするスパイラル(片足を腰より高い位置にキープして滑る技)をはじめ、複数の基本技を完璧にこなすまでに成長。さらには、上級者並み(!?)の軽快なステップを披露し、果敢にジャンプにも挑戦するまでになった。練習中は何度も転倒し、生傷も耐えなかったそうだが、それでもめげずに練習に励む姿は、華やかな世界の裏で努力を続けてきたヨナの姿を連想させるだろう。

時に優しく、時に切ない良質のラブストーリーを、華麗に彩るハルのスケーティング。キム・ヨナが努力の末に金メダルを勝ち得たように、彼女もまた“恋の三回転”を決めることができるのか!?　そのジャンプの行く末を見届けてみてはいかが？【トライワークス】