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『ダーリンは外国人』原作者夫妻が夫婦円満の秘訣を伝授

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『ダーリンは外国人』原作者夫妻が夫婦円満の秘訣を伝授

国際カップルの日常をユーモアたっぷりにつづった小栗左多里の自伝的コミックエッセイを映画化した『ダーリンは外国人』(4月10日公開)。公開を前に、原作者の小栗左多里と夫であるトニー・ラズロにインタビュー。映画の感想とともに夫婦円満の秘訣を語ってもらった。

本作で、語学好きのアメリカ人男性トニーと恋に落ちる、漫画家志望のイラストレーターさおりを演じるのは若手人気女優の井上真央。原作者の小栗も「笑いのシーンの間が良くて自然体なのがいい」と満足げ。トニーも「漫画を描いている雰囲気がそっくり! 違うところは毒舌が足りないぐらい」と明かし、笑いを誘っていた。

劇中では、違う文化の中で育ったふたりが、交際、結婚するまでが描かれる。ラブラブで幸せいっぱいのシーンを見て「10年前は私たちもあんな風に甘酸っぱかったかな」という小栗。すると、トニーが「今では酸っぱさだけが残っているけどねっ!」とジョークで切り返し「誰がうまいことを言えと(笑)」なんて小栗がツッコむ場面も。終始そんな感じで仲の良さをうかがわせていた。

そこでふたりに、夫婦円満の秘訣を尋ねると「飽きないことです」と即答した小栗。「就寝前に歯を磨いていたら、突然後ろから『サオリってソクラテスのことどう思ってるの?』と聞いてくるんです。内心『知らんがな』って思うんですけど、そういう時の彼はソクラテスについて語りたいんですね。長いこと一緒に暮らしていると相手が何を言うかなんとなく分かったりするけど、彼の場合読めない。だから毎日が面白いし楽しいんです」とエピソードを明かしてくれた。

一方、トニーは「原作にも“プランB”というエピソードが登場するんですけど、何か問題が起きた時に初めて解決法を考えるのではなく、何か問題が起きた時に備えてあらかじめ準備しておくことが夫婦間でも大事だと思いますね」と熱弁。ちょっとしたことでも、準備しているのだそう。

最後に「原作はベースにあるけども映画はあくまでフィクション!」という小栗とトニー。映画好きを公言するトニーは「映画のさおりとトニーに感情移入して何度も泣いてしまった」のだそう。国際結婚というと、とかく異文化ギャップばかりが取り上げられがちだが、互いを思いやる心は万国共通なのだと感じたインタビュー。そのイズムは、しっかり映画にも焼きつけられている。【MovieWalker/大西愛】

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