中山美穂の美しさに惚れ惚れ…。5年ぶりの主演作で歳下の青年と恋に落ちる|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
中山美穂の美しさに惚れ惚れ…。5年ぶりの主演作で歳下の青年と恋に落ちる

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中山美穂の美しさに惚れ惚れ…。5年ぶりの主演作で歳下の青年と恋に落ちる

アイドル歌手から女優に転身し、岩井俊二監督の『Love Letter』(95)や竹中直人監督の『東京日和』(97)などで数多くの映画賞を受賞した中山美穂が『新しい靴を買わなくちゃ』(12)以来5年ぶりに主演を務めた『蝶の眠り』(5月12日公開)から予告映像が到着。

本作で中山が演じるのは、遺伝性アルツハイマーを患う女流作家の涼子。人生の終焉に向き合い始めた彼女はある日、韓国人留学生のチャネと出会いたちまち惹かれ合う。ところが涼子の病は日を追うごとに進行。次第に互いの気持ちはすれ違いはじめていく。

このたび到着した予告映像では、歳の離れた2人の出会いが美しい映像とともに描き出されていく。その映像を引き立てる文学的なストーリーテリングはもちろん、ハツラツとした笑顔からアルツハイマーの症状に戸惑う不安な表情まで、様々な顔を見せる中山の演技力と美しさは見逃せない。

また彼女と恋に落ちるチャネを演じるのは、コン・ユをはじめ多くの人気俳優を輩出した2007年放送の韓流ドラマ「コーヒープリンス1号店」で知られるキム・ジェウク。幼少期に日本で生活した経験を持つ彼は、本作で見事な日本語演技を披露。チャネが涼子に向けた胸キュン必至の台詞には是非注目していただきたい。

そして本作でメガホンをとるのは長編デビュー作『子猫をお願い』(01)で女子高生たちの感情の機微を巧みに描き出し、世界中から絶賛されたチョン・ジェウン。近年はドキュメンタリーや短編を手掛けていた彼女にとって12年ぶりの長編劇映画となることも注目だ。

さらに“ゴーストライター騒動”で大きな話題を集めた新垣隆が初めて映画音楽を担当するなど、日韓のあらゆる才能が集結した本作。作品全体を包み込んでいく文学的な雰囲気と、中山美穂の魅力にきっと誰もが虜になってしまうことだろう。

文/久保田和馬

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