佐藤健、28歳での高校生役に自虐!「厳しい」の声に「ぐうの音も出ない」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
佐藤健、28歳での高校生役に自虐!「厳しい」の声に「ぐうの音も出ない」

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佐藤健、28歳での高校生役に自虐!「厳しい」の声に「ぐうの音も出ない」

「GANTZ」などで知られる奥浩哉の人気コミックを実写映画化した『いぬやしき』(4月20日公開)のプレミアムイベントが3月11日に新宿シネシティ広場で開催され、木梨憲武、佐藤健、本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、佐藤信介監督が出席。28歳にして高校生役を演じた佐藤が本音を吐露して、会場の笑いを誘った。

本作は、人間を遥かに超越する力を手に入れた、冴えない初老の主人公・犬屋敷壱郎(木梨)と高校生の獅子神皓(佐藤)が、それぞれの思いを胸に対決する姿を描くSFアクション。木梨が『竜馬の妻とその夫と愛人』(02)以来、16年ぶりに映画主演を務めた。

もともと原作を読んでいたという佐藤は「漫画がおもしろいのは当然のこと、獅子神皓というキャラクターに魅力を感じた」と口火を切り、「でも年齢が高校生だったので、仮に実写化されても自分には来ないだろうと思っていたところに、お話をいただいた」と告白。「本当に僕でいいんですか?」と聞いたという。

さらに「『佐藤健、高校生役はそろそろ厳しいんじゃないか?』という話をされたら、実際は28歳なもので、ぐうの音も出ない」と率直すぎる胸の内を明かして苦笑い。「獅子神はロボットになるんですが、そのことで一気に悟ったんですね。それで10年老けたんです。そういった解釈で見ていただけたら」と鑑賞法のアドバイスをし、会場を笑わせていた。

原作の大ファンだという本郷は「まさに獅子神皓だった。漫画から飛び出してきたよう。『大丈夫かな』とおっしゃっていましたが、高校生でしたよ」と佐藤の高校生役を絶賛。「日本で『いぬやしき』を作るなら、健さんしかいないと思っていた」と惚れ惚れとした思いを話すと、佐藤は「ありがとうございます!」と照れ笑いを浮かべていた。

一方、初老の男を演じた木梨は「ジジイを演じたジジイです!」と挨拶。「『パパ、『いぬやしき』やるの?」と自身の子どもたちも喜んだそうで、「漫画を読んで、私も引き込まれた。この役をやれる年代でよかった。光栄です。全国のジジイ選抜で選ばれたような気持ちで取り組みました」と茶目っ気たっぷりに語っていた。

取材・文/成田 おり枝

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