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ジェニファー・ローレンス、フランシス・ローレンス監督との対談で秘められた“特殊能力”が明らかに!?

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ジェニファー・ローレンス、フランシス・ローレンス監督との対談で秘められた“特殊能力”が明らかに!?

『世界にひとつのプレイブック』(12)や「X-MEN」シリーズなどで知られるオスカー女優ジェニファー・ローレンスが本格スパイ・アクションに挑戦した『レッド・スパロー』(3月30日公開)。このたび本作からジェニファーと、メガホンをとったフランシス・ローレンス監督の対談インタビュー映像が到着した。

元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズの同名小説を原作にした本作。大怪我によって再起不能となりロシアのスパイ養成学校へと送られた元バレリーナのドミニカ。そこで彼女は“ハニートラップ”を駆使したスパイとして敵国との内通者を探りはじめる。

フランシス・ローレンスは、ジェニファーの代表作のひとつで、シリーズ4作で全世界累計興行収入3100億円を超える人気シリーズ「ハンガー・ゲーム」の2作目から最終作までの監督を務めた。本作で4度目のタッグとなる監督にジェニファーは「監督の作品の世界観やキャラクター、雰囲気が大好き。だからまったく新しいスパイ映画になるとわかっていた」と厚い信頼関係をうかがわせた。

今回到着したインタビュー映像ではジェニファーが決死の役作りで挑んだバレエシーンの撮影秘話や、ドミニカというキャラクターの魅力、そしてジェニファーが持つスパイ顔負けの特殊能力など様々な裏話が語られている。

なかでも監督自身が「作品の精神的な支え」と語るドミニカについてのトークには注目だ。バレリーナになる将来を断たれ、病気の母親に治療を受けさせるために望まないながらもスパイとなったドミニカ。「007」シリーズのジェームズ・ボンドや「ミッション:インポッシブル」シリーズのイーサン・ハントとも違う、一般人から凄腕のスパイへと成長する過程が描かれていく。

「ヒーローらしからぬところも彼女の魅力。これまでのヒーロー像からかけ離れたことができる」と語る監督に、ジェニファーは「ドミニカという象徴的な女性キャラクターが性的な存在でありつつも、頭を使って勝つ姿を見せるのは重要なこと」と、性差問題が大きく取りざたされている現代社会に響くキャラクター像であることを明かした。

さらに、巧みな心理操作を会得していくドミニカを演じるジェニファー自身にも「直感的に人を見抜く才能がある」と語る監督は「だから君なら上手く演じられるし、役柄を理解できるだろうと思ったんだ」と明かす。

デビュー以来その天才的な演技力で注目されつづけているジェニファーを誰よりも熟知した監督が、彼女に与えた究極のハマり役。果たしてジェニファーは本作でどのような演技を見せているのか、劇場で目撃していただきたい。 

文/久保田 和馬

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