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児童文学の決定版『若おかみは小学生!』、テレビアニメ放送前に劇場アニメ化が決定!

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児童文学の決定版『若おかみは小学生!』、テレビアニメ放送前に劇場アニメ化が決定!

4月8日(日)からテレビ東京6局ネットでテレビアニメ版が放映開始される、令丈ヒロ子原作の「若おかみは小学生!」が、この秋劇場版アニメとして全国公開されることが発表された。

2003年から10年間にわたり発表されたシリーズ23作の累計発行部数は300万部を超え、人気児童文学の決定版と名高い原作は、小学6年生のおっこを主人公にした笑いあり涙ありの物語。交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館で暮らすことになったおっこが、ユーレイのウリ坊やライバルの秋野真月に助けられながら若おかみとしての修行に励んでいく姿が描かれていく。

今回の劇場版ではテレビアニメ版では描かれない、両親とおっこの物語が描かれるとのこと。声優にはおっこ役の小林星蘭をはじめ、ウリ坊役の松田颯水、秋野真月役の水樹奈々らがテレビアニメ版に引き続き担当。また『茄子 アンダルシアの夏』(03)以来15年ぶりの劇場公開作品となる高坂希太郎がメガホンをとり、脚本にはテレビアニメ版でシリーズ構成を務める吉田玲子。アニメーション制作はDLEと日本を代表するアニメプロダクション、マッドハウスが共同で務める。

テレビアニメ版の放送開始前に早くも映画化が決定したことに小林は喜びのコメント。「映画ではおっこちゃんがとても熱心に若おかみとして頑張る姿が見られます!笑って泣いて、怒って驚いて、おっこちゃんの百面相も見所です」と笑みを浮かべた。

そして原作者の令丈も「わたしの頭の中をそっくりそのまま投影したのかと思うほどイメージ通りだった」と、高坂監督が描いた絵コンテを見たときの感動を明かす。そして「原作の読者に伝えたいと思っていたところをすべて的確に、リアルに美しく、そしてあたたかく映像にしていただきました」と、制作陣に感謝を述べた。

おっこと不思議な仲間たちが織りなす物語に、子どもたちはもちろんのこと大人たちもきっと懐かしさを感じ、童心に返ること間違いなし。是非ともテレビアニメ版も合わせてチェックし、原作者もその出来栄えに太鼓判を押す本作に備えていただきたい。『若おかみは小学生!』は9月から公開される。

文/久保田 和馬

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