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ドラゴン×自衛隊!樋口真嗣×岡田麿里!注目のTVアニメ「ひそねとまそたん」を楽しむ3つのポイント

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ドラゴン×自衛隊!樋口真嗣×岡田麿里!注目のTVアニメ「ひそねとまそたん」を楽しむ3つのポイント

SFだけど軟らかさがポイント

きっと事前情報も含め、アニメ好きやSF好きにとってはかなり期待できる新作として受け止められていただろう。自衛隊の設備や航空機などに興味がある人にも注目できる箇所は多いはずだ。とはいえ、SFといっても難しく考えることはない。本作では現実にある自衛隊+α程度に抑えられ、第1話を見る限り難しい用語はスルーしても大丈夫。また、軟らかい線で描かれたキャラクターたちのコミカルな描写が散りばめられているのも、本作が多くの人に受け入れられる可能生を秘めるポイントとなっている。

ドラゴンが戦闘機そっくりに変装する!
ドラゴンが戦闘機そっくりに変装する![c]BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまそたん」飛実団

原作のないオリジナル作品なので先のことは言い切れないが、アニメファンだけでなく、ベテランの社会人には職場あるあるとして、これから進路を探している人にはちょっとしたアドバイスをもらえる作品として楽しんでもらえる作品になりそうだ。

追記:樋口真嗣監督作品としての魅力

本作の総監督を務めるのは、『シン・ゴジラ』(16)の特技監督として、また平成ガメラシリーズをはじめ『ローレライ』(05)『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(08)『のぼうの城』(11)などの映画監督として知られる樋口真嗣。アニメに詳しくない人は“実写映画の人が何故TVアニメの監督を?”と思われるかもしれないが、樋口監督はこれまでにも複数のアニメ作品に参加しているのだ。例えば、庵野秀明監督作なら「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」、ほかにも「王立宇宙軍 オネアミスの翼」「マクロスプラス」「キルラキル」「宇宙戦艦ヤマト2199」などなど。おもに絵コンテでの参加だが、アニメの現場をかなり知っていることはわかるだろう。そんな樋口監督が、いま、TVアニメシリーズでなにをしようとしているのか。なにを描くのか。樋口ファンにとっても必見の作品だ。

文/小林治

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