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『キミスイ』大ヒットで売れっ子の仲間入り!青春映画の新鋭・月川翔が贈る新作に注目

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『キミスイ』大ヒットで売れっ子の仲間入り!青春映画の新鋭・月川翔が贈る新作に注目

昨年公開の実写邦画作品において第2位となる累計興収35.2億円を記録し、“キミスイ”ブームを巻き起こした『君の膵臓をたべたい』(17)。同作のヒットで、次代の“青春映画の名手”として一躍売れっ子監督の仲間入りを果たした月川翔監督は、今年3本もの監督作が控えている。

原作は累計発行部数610万部超の人気コミック(『となりの怪物くん』)
原作は累計発行部数610万部超の人気コミック(『となりの怪物くん』)[c]2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 [c]ろびこ/講談社

10代の青春を違った角度から捉えた最新作3本

まずは、4月27日(金)に公開される『となりの怪物くん』。個性豊かな高校生たちの青春を映し出す群像劇だ。菅田将暉&土屋太鳳の人気俳優を主演に迎え、予測不能な行動で問題ばかり起こす男子生徒の“怪物くん”と、勉強一筋の冷血女子が、初めての友情と恋を育む模様を描いていく。単なる胸キュンの恋愛モノでも、ただの熱い友情モノでもない、不器用で友達ゼロの2人が少しずつ殻を破っていく姿は観る者の胸を打つはずだ!

『となりの怪物くん』『センセイ君主』『響-HIBIKI-』と新作ラッシュの月川翔監督
『となりの怪物くん』『センセイ君主』『響-HIBIKI-』と新作ラッシュの月川翔監督 [c]2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 [c]ろびこ/講談社

続く、学園ラブコメディ『センセイ君主』(8月1日公開)では、“キミスイ”の浜辺美波と再びタッグを組む。浜辺はバカ正直でまっすぐな女子高生役に挑戦。竹内涼真演じる冷徹でひねくれ者な高校教師と、ハチャメチャな“恋愛バトル”を繰り広げる。月川監督は『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)などでのコミカルな描写にも定評があり、「腹から笑ってキュンとして、ほろりと感動する娯楽映画にしたい」と意気込みも十分だ。

そして、2017年マンガ大賞受賞作を実写化した『響-HIBIKI-』(9月14日公開)では、映画初出演となる欅坂46の平手友梨奈を主演に抜擢。強い信念を持つ破天荒な15歳の天才女子高生小説家が、文学界で認められていく様を描く。「原作の無類のおもしろさを、どうしたら映画でより増幅させられるか、悩みながら取り組んでいる」といったコメントからは月川監督としても挑戦的な内容になっているのが伺える。孤高の存在の主人公をどう描くか注目だ。

【写真を見る】メガネっ子もかわいい!”キミスイ”の浜辺美波は『となりの怪物くん』にも出演
【写真を見る】メガネっ子もかわいい!”キミスイ”の浜辺美波は『となりの怪物くん』にも出演[c]2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 [c]ろびこ/講談社

ドラマやMVの世界でも活躍!

そもそも現在35歳の月川翔監督は、東京芸術大学大学院映像研究科に在学中、北野武や黒沢清という名だたる映画監督の下で作品作りを学んだという。卒業後、ウォン・カーウァイ監督が審査員を務めた「LOUIS VUITTON Journeys Awards 2009(ルイ・ヴィトン ジャーニーズ・アワーズ)」で審査員特別賞に輝き、国際的な場で注目を集めた。

その後、「ダメな私に恋してください」、「みんな!エスパーだよ!」といった話題のドラマの演出を手掛ける一方で、Every Little Thing、ももいろクローバーZ、RADWIMPSらのミュージックビデオも手掛けるなど、多方面で活躍。映画監督作は“キミスイ”のほかにも『君と100回目の恋』(17)などの恋愛青春映画を生み出してきた。

『となりの怪物くん』は”キミスイ”以来となる監督作だけに注目度も高い
『となりの怪物くん』は”キミスイ”以来となる監督作だけに注目度も高い[c]2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 [c]ろびこ/講談社

エンターテインメントに富んだ演出から繊細な心理描写まで、巧みに描き分ける月川監督。今後公開される3作品はいずれも、瑞々しい高校生の青春を描いている。新たな青春恋愛映画の名手・月川翔監督から、今年も目が離せない!

文/トライワークス

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