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全州国際映画祭のオープニングを飾る『焼肉ドラゴン』小説版の発売が決定!

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全州国際映画祭のオープニングを飾る『焼肉ドラゴン』小説版の発売が決定!

真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋ら日本を代表する実力派キャストが結集し、日本と韓国で高い評価を獲得した伝説の舞台劇を映画化した『焼肉ドラゴン』(6月22日公開)が、映画公開に先がけて小説となって発売されることが決定した。

本作は万国博覧会が開催された1970年の関西の地方都市を舞台に、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦と、その子どもの3人姉妹と1人息子、そして店の常連客たちの姿を活写した物語。故郷への思いや戦争の傷を抱えながらも、明日への希望を胸に生きる人々を描く、エネルギーにあふれた人生讃歌だ。

11年に初演され、16年に再演されたオリジナルの舞台劇は『愛を乞うひと』(98)や『血と骨』(04)の脚本家として知られる鄭義信が作と演出を務めたもの。そしてその映画版となる本作も鄭自らがメガホンをとり、このたび発売される小説版も鄭が自ら書き下ろしたもの。

本作への並々ならぬ思い入れを持つ鄭は、小説化について「映画や演劇では詳しく描かれていない、また別の視点から見た世界が広がっているので、小説を読んで『焼肉ドラゴン』の新たな魅力を発見してもらえたら嬉しいです」とコメント。

また、本作は5月3日(木・祝)から韓国の全州市で開催される全州国際映画祭のオープニング作品として上映。日本映画で同映画祭のオープニングを飾るのは10年ぶりのこと。日本を代表する実力派キャストに加え、キム・サンホやイ・ジョンウンら韓国のベテラン俳優も出演を果たす本作。舞台版に続き、この映画版でも日本と韓国をつなぐ架け橋となってくれることだろう。

文/久保田 和馬

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