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三浦春馬が仙台にぞっこん!『アイネクライネナハトムジーク』がクランクアップ

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三浦春馬が仙台にぞっこん!『アイネクライネナハトムジーク』がクランクアップ

人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説にして、伊坂作品“唯一”の恋愛小説集を『サッドティー』(14)や『パンとバスと2度目のハツコイ』などで知られる今泉力哉監督が映画化した『アイネクライネナハトムジーク』(冬公開)。

このたび、オール仙台・宮城ロケで4月10日から撮影が進められてきた本作が5月3日にクランクアップ。仙台出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけし、今泉監督、そして一足先に自身のシーンのクランクアップを迎えた主演の三浦春馬が1000人規模の地元エキストラの前で挨拶した。

この日撮影されたのは作品の中でも重要なボクシングの試合のシーン。これまで出演情報は発表されていたものの、役どころについて触れられてこなかったサンドウィッチマンの2人は、ボクシングの“セコンド”役を務めることが明らかに。「どの役がいいかなと考えたときに、一番ハマるのがセコンドの役だなと思ってお願いしました」と明かす今泉。

そして「自分は福島県の郡山出身なので、東北の力になっていただいたお2人とご一緒できて嬉しいです」と喜びをあらわにする今泉に、サンドウィッチマンの2人も「伊坂先生に何度も出してほしいとお願いしていたので、やっと念願が叶いました」と満面の笑み。しかも2人の母校である仙台商業高校でも本作の撮影が行われていたことを知り、さらに喜びを爆発させた。

ひとしきり場が温まったところで、エキストラに感謝を告げるために駆けつけた三浦が登場すると、会場からはひときわ大きな歓声が。爽やかな笑顔を見せた三浦は「仙台駅前で4日ほど撮影させていただいて、駅を使っている方々には迷惑をかけたと思いますが、みなさん温かく見守ってくれて助けになりました」と深々と感謝を述べた。

1か月近くの撮影ですっかり仙台にハマったという三浦は、サンドウィッチマンの2人と地元グルメなどについて盛り上がり、マーボー焼きそばやずんだシェイクを絶賛。そして伊達からオススメされた新たなグルメのため、本作のプロモーションを兼ねた仙台再訪を宣言し、会場を沸かせた。

本作で三浦が演じるのは、“劇的な出会い”を待つマーケティングリサーチ会社勤務の青年・佐藤。彼が駅前で出会うリクルートスーツの女性・紗季に運命を感じることからはじまる本作。新たな恋愛映画の旗手として注目される今泉監督が作り出す芳醇な物語に、大いに期待したい。

文/久保田 和馬

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