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21年ぶりの快挙!是枝監督最新作『万引き家族』が最高賞のパルムドールに輝く

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21年ぶりの快挙!是枝監督最新作『万引き家族』が最高賞のパルムドールに輝く

5月8日から開催されている第71回カンヌ国際映画祭において、日本時間5月20日に授賞式が行われ、コンペティション部門正式出品作である是枝裕和監督の最新作『万引き家族』(6月8日公開)が最高賞のパルムドールを受賞した。日本人による同賞の受賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭において今村昌平監督作『うなぎ』(97)が受賞して以来21年振りの快挙となる。

東京の下町で暮らす、家族ぐるみで軽犯罪を重ねて生計を立てる一家を描いた本作。これまで様々な“家族のかたち”を描いてきた是枝監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身の作品だ。5月14日に行われた本作の公式上映では、約9分間にわたるスタンディングオベーションがおこり、「デイリー・マガジン」の星取りでも、最高得点が付く高評価を受けるなど、パルムドール候補としての期待も高まっていた。

授賞式で壇上にあがった是枝監督は「さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画をつくり続けていく勇気をもらいます。対立している人と人を、隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。今回みなさんにいただいた勇気と希望をまず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合いたいですし、作品が選ばれたにも関わらず、ここに参加できなかったふたりの監督たちとも分かち合いたいですし、これから映画をつくり、ここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたいと思います。ありがとうございます。」とパルムドール受賞の喜びを語った。

文/編集部

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