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山崎賢人、“史上初”の経験に喜び「ここに立てているのがうれしい」と笑顔

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山崎賢人、“史上初”の経験に喜び「ここに立てているのがうれしい」と笑顔

第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の同名小説を映画化した『羊と鋼の森』(6月8日公開)の“森を感じる”試写会の会見が5月28日に新宿御苑で開催され、山崎賢人、上白石萌音、上白石萌歌、三浦友和、橋本光二郎監督が出席。新宿御苑で試写会が行われるのは“史上初”のこととなり、山崎が「すごく心地よい場所。ここに立てているのがうれしい」と喜びをかみしめた。

本作は、調律の世界に魅せられた主人公・外村(山崎)が、多くの人に支えられながら、ピアノの調律師として成長していく姿を描く人間ドラマ。「自然のなかで育まれる感性を大切にしたい」という映画のメッセージに環境省が賛同し、歴史ある新宿御苑での野外試写会が実現。御苑内の「旧御涼亭」で記者会見が開催された。

「初めて新宿御苑に来た」という山崎は、「都会のど真ん中にこんな緑豊かなところがあって、緑のなかからビルが見える風景が、不思議でありながらもすごく素敵な場所」とニッコリ。「歴史を感じる。心地よい場所で、ここに立てているのがうれしいです」と緑いっぱいの新宿御苑を見渡し、野外上映に向けて「初めての試みということで、すごくうれしく思います」と喜びを語っていた。

「山崎くんが演じる外村が調律師をめざすきっかけになった、カリスマの神様のような調律師を演じました」と会場を笑わせた三浦も、「ずいぶん長く東京にいますが、新宿御苑に来たのは初めて」と告白。隣の山崎も「おお」と声を上げるなか、三浦は「小学校3年の時に東京に出て来て、会社の寮のようなところに家族で住んでいた。そこに大きな庭があって、スクリーンを立てて町内の人が観に来たことがある。そんな経験があるので、今日はちょっと感慨深い」と野外上映への特別な思いを明かしていた。

本作は、実の姉妹である上白石萌音と萌歌が、姉妹役で映画初共演を果たしたことでも話題だが、山崎は「外村をやる身としては、萌音ちゃん、萌歌ちゃんを目の前にしてお芝居をするのは贅沢な時間だった。本当の姉妹だから嘘がない。抜群のコンビネーションを見せていただいた」と2人のやり取りに惚れ惚れ。萌音は「お仕事をしている自分を見られるのは、なんとも言えない恥ずかしさ」と言いながらも「すごく幸せな経験」と話し、萌歌も「お互いにお仕事をやってきて、役で交わるのが一番の夢だった。それがこんなにも早く叶うのがうれしかった」と目を細めていた。

取材・文/成田 おり枝

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