フジ笠井信輔アナ、映画『カメラを止めるな!』を観ていたはずが…飛び入りで“強制司会”|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
 フジ笠井信輔アナ、映画『カメラを止めるな!』を観ていたはずが…飛び入りで“強制司会”

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フジ笠井信輔アナ、映画『カメラを止めるな!』を観ていたはずが…飛び入りで“強制司会”

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で観客賞にあたるファンタランド大賞を受賞した『カメラを止めるな!』の初日舞台挨拶が6月23日に新宿K's cinemaで開催され、上田慎一郎監督をはじめ、濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山崎俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、浅森咲希奈、吉田美紀が登壇。客席で映画を観ていたフジテレビの笠井信輔アナが急遽、司会をオファーされるハプニングが勃発。「ええ!?」と戸惑いながらも「応援したいと思った。これはお礼です」と映画愛を語り、見事に司会を務め上げた。

37分ワンシーン・ワンカットで描かれるゾンビ映画を撮影する自主映画クルーの様子と、その裏側を描く本作。新人監督が無名の俳優たちと共に超低予算でつくり上げた映画だが、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で本作を観ていた笠井アナは本作の大ファンとのこと。初日にも観客として会場に駆けつけていた。

この日、司会を務めるはずだった男性は本作の宣伝担当とのことで「いつもは宣伝をやっておりますので、ちょっと上がっております」と緊張しきり。「笠井アナウンサーが来ているので。私の代わりに!」と客席に座っていた笠井アナに懇願した。

あまりの突然のオファーに、笠井アナは放心状態。上田監督から「問題ないのであれば!」とお願いされると、笠井アナは「司会しろっていうの!?」と素直な胸の内を吐露して会場も大爆笑。座席から立ち上がってマイクを手にしたものの「うれしいけれど、ちょっとまずい。会社に言っていない」と困り果てた笠井アナ。「飛び入りで、強制司会させられているということで。そうじゃないと怒られちゃう!マスコミの方もそう書いてください!」と恐れながらも、「ゆうばりで拝見して、応援したいと思った。これはお礼です」と映画のために司会を受けて立った。

登壇者陣を紹介しながら見事に場を仕切る笠井アナの姿に「司会がすごい!」と驚嘆していた上田監督は「昨年の僕たちは撮影真っ只中。こんなことになるとは思っていなかったのでびっくりしています」と満席の会場を見渡して感無量の面持ち。役者のオーディションでは「ポンコツな人を選んだ」と暴言を放ちつつ、「不器用でポンコツな人が頑張っている映画をつくりたかった。みんなで今日まで宣伝も一緒になって走ってきた」とこみ上げるものがあったのか、瞳を潤ませて言葉に詰まるひと幕も。「今日から新たな一歩です」と登壇者全員と一緒になって、誇らしげな表情を見せて大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田 おり枝

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