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東出昌大、瀬々敬久監督が構想30年を懸けた『菊とギロチン』に「大変熱い映画になっている」

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東出昌大、瀬々敬久監督が構想30年を懸けた『菊とギロチン』に「大変熱い映画になっている」

『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)の瀬々敬久監督が構想30年を費やした意欲作『菊とギロチン』(7月7日公開)のヒット祈願法要と女相撲土俵入りが6月27日に、両国の回向院(えこういん)で執り行われ、木竜麻生、東出昌大、寛一郎らキャスト陣と瀬々監督が登壇。東出は「大変熱い映画になっていると思います」と手応えを口にした。

法要後は仁科あいらによるイッチャナ節の奉唱をし、本殿前の参道で梅の里つね役の前原亜希が土俵入りを果たした。そのほか、渋川清彦、嘉門洋子らキャスト陣も参加した。映画初主演となった木竜は、本作で描かれる勧進相撲にゆかりのある回向院でヒット祈願法要が行われたことについて「大変嬉しく思っております」と感想を述べた。

東出は、クラウドファンディングの出資により完成した本作が、リアリティを追求した作品になったことを強調した。「普通の映画ではなかなか言えない過激なことや、歴史上、いまから見ると残酷に思えるところもあるかもしれません。観てどっと疲れるかもしれませんが、それだけ濃いものを残せたんじゃないかと思います」。

寛一郎もヒット祈願法要に感動したようで「みなさんの熱い気持ちでヒットできると信じているので」と言ったあと「ヒットできると思います。ありがとうございました」と力強く語った。

瀬々監督はキャスト陣の奮闘をねぎらいつつ「大相撲と縁のある場所で、関東大震災の慰霊碑もあるこの場所で、この日を迎えられて幸せです」と感無量の表情を見せた。

『菊とギロチン』は、関東大震災直後の日本で、かつて日本全国で興行されていた「女相撲」の一座と実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たちが織りなす青春群像劇。ヒロインの新人力士・花菊役を木竜麻生が、「ギロチン社」のリーダーで実在した詩人の中濱鐵を東出昌大が演じた。

取材・文/山崎 伸子

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