「ものすごい女優」前田敦子、黒沢清監督の国際共同製作作品の主演に決定! - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「ものすごい女優」前田敦子、黒沢清監督の国際共同製作作品の主演に決定!

映画ニュース

「ものすごい女優」前田敦子、黒沢清監督の国際共同製作作品の主演に決定!


<コメント>

●前田敦子(主人公・葉子役)

『一九〇五』のお話を頂いてから6年経ち、黒沢監督の作品で主演をつとめるのは、私にとっても一番の夢でした。お話をいただいた際、黒沢監督から「ウズベキスタンといえば、前田敦子だと思いました」と言われた時は、どうしてかなと思ったんですけど(笑)、黒沢監督のこれまでの作品と異なる色になる作品に関わることができて嬉しいです。 ウズベキスタン現地へ行く前は、すごく構えてしまっていたのですが、驚くほど良い所だと思いました。街の人たちも本当にいい人で、言葉が通じなくてもこの国なら生きていけると、異国で初めて思いました。

AKBとして7年、AKBを卒業して今年で6年。丁度半分くらいのところにきて、今回女優としてすごく良い経験をさせてもらい、幸せだと思えるところまで辿り着いたと思っています。

●黒沢清(監督・脚本)

この作品は撮影がウズベキスタンということで、最初からなんとしても前田敦子さんに出演していただきたいと思っていました。かつて『Seventh Code』でミュージック・ビデオの監督の依頼を受けた際に、秋元康さんが「前田敦子を東アジアでもなく欧米でもなく、その間あたりの日本から近いようで遠い文化に置くと、彼女の個性がとりわけ際立つのではないでしょうか」 とおっしゃっていて、実際この撮影時、ウラジオストクでの前田さんの存在感は強烈でした。そういう経緯から今作は前田さん以外あり得ませんでしたし、私にとっては『一九〇五』からの念願でもありました。前田さんは、役柄を一瞬で直感的につかんでその役のセリフなり、仕草なりを全く自然に表現できるのです。これは彼女の生まれ持った才能でしょう。つまり天才ですね。一方、若いころからの訓練の成果なのか、仕事の現場では何ひとつ物怖じせず、躊躇もしません。そしてカメラに映ると、他の何物にも似ていない強烈な個性を発揮します。いやはや日本にも、もの凄い女優が出現しました。

文/久保田 和馬

関連作品

関連記事