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芳根京子「命をかけた」と涙!難役に挑んだ“同志”土屋太鳳が優しく抱き寄せる

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芳根京子「命をかけた」と涙!難役に挑んだ“同志”土屋太鳳が優しく抱き寄せる

松浦だるまの同名コミックを実写映画化した『累-かさね-』(9月7日公開)の完成披露試写会が22日にイイノホールで開催され、土屋太鳳、芳根京子、横山裕、檀れい、浅野忠信、佐藤祐市監督が登壇。芳根が「太鳳ちゃんと手をつなぎ合って、ハグしあって、苦しみながらも助け合いながら、命をかけて撮影させていただいた」と過酷な撮影を振り返り、思わず涙。土屋が「大丈夫だよ」と優しく抱き寄せるなど、“2人で2つの役を演じる”という難役を通して、初共演にして“同志”となった2人が確かな絆を見せ、会場から拍手を浴びた。

本作の主人公は、天才的な演技力がありながら、醜い容姿を恨み続けて生きてきた累と、美貌に恵まれながら花開かずにいる女優・ニナ。2人が、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれ、欲望をむき出しにしてぶつかり合う姿を描く。土屋と芳根が、累とニナを1人2役=2人1役で演じる。

芳根は「ちょっと泣きそうです」と最初の挨拶から瞳ウルウル。土屋が肩を抱き寄せると、気を取り直した芳根は「ここから『累』の輪がたくさん広がるといいなと思う」とアピールした。

土屋は「役の威力がすごすぎて、押しつぶされました」と役を受け取った時の苦悩を吐露。「ニナちゃんは普通の美人ではなくて、絶世の美人。累と入れ替わると、演技の天才。これはハードルが高い。どうしよう、おそろしいと思いました」と震える思いだったというが、「きょんちゃん(芳根)はじめ、すばらしい皆さんに支えていただいて、乗り越えられた」と周囲に感謝を伝えた。

芳根は「自分ができることを全力でやりたい」との意気込みで臨んだそうで、「太鳳ちゃんと一緒に累とニナを作れた。太鳳ちゃんで本当によかった」とニッコリ。土屋は「きょんちゃんとの焼肉がまだ実現していない。プライベートでも行けたら!」、芳根も「あーん!」と嘆くなど、今後も親交が続くことを願っていた。

涙を流さず、笑顔で舞台挨拶を終えたと思われた芳根だが、最後の挨拶で「太鳳ちゃんと手をつなぎ合って、ハグしあって、身を削って、苦しみながらも助け合いながら、命をかけて撮影させていただいた」と切り出すと、涙があふれた。土屋が優しく抱き寄せると、横山と浅野もなぜかハグ。会場が感動と笑いに包まれるなか、芳根は「今日を迎えられて本当にうれしい。泣いてごめんなさい!」と泣き笑いで舞台挨拶を締めくくった。

取材・文/成田 おり枝

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