サメに襲われそうな時、誰にそばにいてほしい?「ジェイソン・ステイサムに決まってる!」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
サメに襲われそうな時、誰にそばにいてほしい?「ジェイソン・ステイサムに決まってる!」

インタビュー

サメに襲われそうな時、誰にそばにいてほしい?「ジェイソン・ステイサムに決まってる!」

人間も簡単に飲み込んでしまうほどの超巨大ザメとジェイソン・ステイサムのガチンコバトルを描く『MEG ザ・モンスター』(公開中)。ジェイソンがサメを相手にどんな暴れっぷりを見せてくれるのか胸が踊るが、ジョン・タートルトーブ監督を直撃すると「サメに襲われそうだという時に、誰にそばにいてほしい?ジェイソン・ステイサムに決まっているだろう!?」とニンマリ。キャスティングについて、大満足の気持ちを明かしてくれた。

200万年前まで実在しながらも、絶滅したはずの巨大ザメ・メガロドン(=MEG)が生きていた…。本作は、そんなロマン掻き立てる設定をもとに、MEGの脅威にさらされる人々を描く海洋パニック・アクション。すでに全米はじめ34ヶ国でNo.1、世界興収4億ドル突破という大ヒットを記録している。

「これまでのサメ映画とまったく違うものを作りたかった」というタートルトーブ監督。それは観客が「サメにも共感し、ファンになるような映画」だそうで、「日本にはすばらしいモンスター映画がたくさんあるけれど、優れたモンスター映画というのは、どれだけモンスターに共感を得られるかということだと思うんだ。例えばキングコング。キングコングを見ると、観客は悲しくなったり、心が痛んだりする。サメをそういった存在にするのは難しかったよ。サメにはまつ毛がないし、水のなかにいるので涙も見えないしね(笑)」と苦労を明かす。

観客が熱狂するようなメガロドンを描くためにこだわったのが、「リアルに描くこと」だという。全長23M、体重20トン、歯の大きさは25cmという想像を絶する巨体がスクリーンを泳ぎ回るが、「メガロドンという存在を荒唐無稽なファンタジーではなく、地球上の歴史の一部として描きたかった。私たちはいつだって未知の世界に惹かれ、古代生物のことももっと知りたいと思っている。そういった欲求や好奇心をくすぐるものにしたかったんだ。そのためには、リアルに描くことが大事」。

さらに「歯や背びれ、スピードなど、すべて念密なリサーチを重ねて考えていった。深海を研究している科学者、サメの専門家、古代生物の専門家などあらゆる人と議論をしたよ。みんなの意見が対立することもあって、議論は白熱したよ(笑)!恐竜の時代に海を支配していたサメが生きていたとしたら…。それを考えるのが、今回の映画製作の過程でもっともおもしろかったことだ」と充実の想いを明かす。

メガロドンと対決することになるのが、ジェイソン・ステイサム演じる熟練の深海レスキュー・ダイバーのジョナス。タートルトーブ監督は「サメに襲われそうだという時に、誰にそばにいてほしい?ジェイソン・ステイサムに決まっているだろう!?」と声を弾ませる。「ジェイソンは本当にすばらしい俳優。彼がジョナス役にぴったりだと思ったのは、その筋肉だけが理由ではない。彼ならばジョナスの威厳、勇敢さをスクリーンに体現してくれると感じたからだ」。

撮影中もジェイソンのパワーに驚くことばかりだったそうで、「ジョナスがメガロドンに向かって泳いでいくシーンがあるんだ。そんな行動に打って出ることができる人なんて、ジョナス以外にまずいないよね!恐ろしすぎる。でもジェイソンが演じることで『ジョナスならメガロドンに立ち向かうことができる』という説得力が出るんだ。実際に海で撮影している時だって、本当のサメが襲ってくる可能性がないわけではない。なるべくなら早く海での撮影を終えたかったんだけれど、ジェイソンは謙虚な上に、絶対に妥協しない。何テイクもやろうとするんだ。俳優としての力量を実感したよ」と舌を巻く。

現代に蘇った巨大ザメと男気あふれるジェイソン・ステイサムの勝負をぜひともスクリーンで堪能してほしい!

取材・文/成田 おり枝

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