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“ロマンポルノ界の聖子ちゃん”、実娘・行平あい佳主演『私の奴隷になりなさい』の感想は?

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“ロマンポルノ界の聖子ちゃん”、実娘・行平あい佳主演『私の奴隷になりなさい』の感想は?

壇蜜主演で話題を集めた『私の奴隷になりなさい』(12)の続編『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』(9月29日公開)の公開直前イベント「母娘シークレットトークナイト」が9月14日に都内で開催され、主演女優の行平あい佳と、行平の母であり“ロマンポルノ界の聖子ちゃん”として人気を博した伝説の女優・寺島まゆみ、城定秀夫監督が登壇。寺島が城定組での母娘共演を希望し、会場を盛り上げた。

これまで100本以上の作品を手がけたピンク映画界の鬼才・城定監督が、サタミシュウの官能小説シリーズを映画化した本作。清楚だがどこか妖艶な雰囲気を持つ人妻・明乃(行平)が、婚約者のいる男との出会いによって、奴隷としての素養を開花していく姿を描く。行平は映画初主演にして、大胆な濡れ場にも挑んでいる。

行平は「ものすごく緊張しています。先輩だし、親だし」と母との登壇に苦笑いで、一方の寺島は「娘の映画のトークショーに呼んでいただけて、大変うれしく思っています」と喜びの一言。すでに映画を観たそうで「娘が城定組に参加させていただいたことを、本当によかったなと。娘は幸せだなと思いました」と胸が熱くなる想いがしたという。

というのも「映画的に『おもしろかった』の一言。監督が『映画が好きだ』というのが、スクリーンに描かれている。心を鷲掴みにされちゃった」と完成作の出来栄えに惚れ惚れとしたそうで、「ピンク・レディーの歌が使われていますが、それは一緒にカラオケに行って、私が教えてあげました」と行平のレッスンに付き合ったことも告白。城定監督は「ロマンポルノから受けた影響が大きい」と話しつつ、「まさにその時代を生きていた方に、そう言っていただけてうれしい」と感無量の面持ちを見せていた。

「日活ロマンポルノのような作品に出たいというのは、日常会話で話していた」と母への尊敬の念と共に語る行平だが「(母に)『オーディションに受かったよ』と言ってから、撮影中に相談はしなかった」、寺島も「私も今日はどうだった?とか聞かない。彼女なりの集中の仕方もあるだろうし、親になにか言われてもイヤでしょう?」とニッコリ。「もともと心配性なので気にはなりますが、本人もイヤだろうし。そっとしています」と複雑な親心を語る。

「映画の職人さんを見ているのが好き」と声をそろえるなど、「現場が好き。考えが一緒」と意気投合する母娘。会場から「母娘共演は?」と質問があがるひと幕もあったが、寺島が「あい佳が主演で、私がワンシーンくらいで城定組に参加させていただくという形では…」と提案すると、城定監督も「ぜひ!」と大いに乗り気だった。

取材・文/成田 おり枝

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