“全編PCやスマホの画面”の型破りな映画『search/サーチ』はどうやって成立した?監督を直撃|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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インタビュー 2018/10/25 22:15

“全編PCやスマホの画面”の型破りな映画『search/サーチ』はどうやって成立した?監督を直撃

『search/サーチ』は10月26日(金)より公開!
『search/サーチ』は10月26日(金)より公開!

最初から最後まで、コンピュータや携帯、タブレットの画面で展開。だが、まるで退屈にならないばかりか、その事実を忘れるほど没頭させてしまうのが、『search/サーチ』(10月26日公開)だ。

そんな画期的な映画を生みだしたのは、20代後半のインド系アメリカ人のアニーシュ・チャガンティと、アルメニア系アメリカ人のセヴ・オハニアン。大学時代の友人である2人は、今作を共同執筆、チャガンティが監督、オハニアンがプロデュースした。オハニアンは過去に『フルートベール駅で』(13)などを製作しているが、チャガンティはこれで劇場用長編デビューを飾る。今作ももともとは短編のつもりで、出資者が「長編にしよう」と言った時、おもしろいことに、チャガンティは、断ろうとしたと告白する。

「『アンフレンデッド』を作った会社で、あの映画みたいなものをまたやりたいが、今度はオムニバスにしたいとのことだったんだよね。それでセヴと僕は、8分の短編のアイデアを思いついて、提案したのさ。すると、そのミーティングで、彼らは『これはぜひ長編にしたい。セヴ、君がプロデュースし、アニーシュ、君が監督してくれ』と言ったんだ。長編だとギミックになってしまうと思っていたので、僕が断ろうとすると、テーブルの下でセヴが僕の足を蹴ってきて、受けることになった(笑)」。

突然行方不明となった娘を探す父親の姿を斬新な演出方法で描く
突然行方不明となった娘を探す父親の姿を斬新な演出方法で描く

その短編は、誰かが女の子のコンピュータのパスワードを見つけ出し、中を覗くというところから始まり、やがて、それをやったのは父親で、なぜならその女の子が行方不明になったからだと、結末でわかるというものだったらしい。『search/サーチ』も行方不明の娘を捜すものだが、出だしは、父デビッド(ジョン・チョー)と娘のマーゴット(ミシェル・ラー)の過去を、Facebookを通じて見せるところから始まる。幸せな家族のアルバムは、デビッドの妻(マーゴットの母)が病気になったところから一転。やがて、彼女は亡くなってしまい、物語の舞台は、父ひとり娘ひとりとして生活する現在に移るのだ。チャガンティにとっては、この感情的なオープニングを思いついたことが、ギミックになることなく長編を作るための、大きなとっかかりとなった。

「僕らの最大の目標は、観客に、それがコンピュータ画面であることを忘れてもらうことだった。そのためにはストーリーが重要。あのオープニングを思いついた時、僕らには、じゃあ次の展開はこうで、その後はこうだと、アイデアが次々に浮かんできたのさ」

【写真を見る】本編と同じ長さのテスト版を作ったことを明かしたチャガンティ監督
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