爵位由来の地を訪問したメーガン妃、地元ブランド不使用に不満の声|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
爵位由来の地を訪問したメーガン妃、地元ブランド不使用に不満の声

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爵位由来の地を訪問したメーガン妃、地元ブランド不使用に不満の声

現地時間3日、ヘンリー王子とメーガン妃、すなわち“サセックス公爵夫妻”が、爵位由来の地サセックス州を初訪問。地元の人々から熱烈な歓迎を受けた。

ヘンリー王子はメーガン妃との結婚直前に、“サセックス公爵”の称号を叙されている。イングランド南東部に位置するサセックス州は、同名の王国に起源を持つ歴史的地域。今回は“サセックス公爵夫人”の初お目見えとあり、訪問地の地元ブランドを着用するのではないかと期待されていたが、ふたを開けてみるといつも通り、ニューヨークやイタリアのブランド服を着ての登場だった。

当日メーガン妃が身に着けていたのは、アルマーニのコートにドイツのブランド“ヒューゴ・ボス”のレザースカート、スウェーデンのブランド“& Other Stories”のシャツ、そしてニューヨークのデザイナー、ガブリエラ・ハーストのバッグで、英国のブランド品は“Missoma”の85ポンド(約1万2600円)の指輪と75ポンド(約1万1000円)のブレスレットのみだった。

ちなみにイタリア製のコートは約2000ポンド(約30万円)で、NYブランドのバッグは1685ポンド(約25万円)。ドイツブランドのスカートは369ポンド(約5万5000円)、H&M系列のシャツは69ポンド(約1万円)、英ブランドのアクセサリーは、2つ合わせて160ポンド(約2万4000円)だという。衣装総額4283ポンド(約63万5000円)のうち、英ブランドの占める金額が4パーセント足らずというのは寂しい限りだ。

実はヘンリー王子と婚約していた頃のメーガン妃は、多くの英ブランドを着用して国民を喜ばせていた。スコットランド訪問の際は、バーバリーのタータンチェックのコートにエディンバラのローカルブランドのバッグ、ウェールズでは首都カーディフで作られたデニムを着るなどして、英国の服飾産業に光を当ててきた。婚約期間中に公の場に登場した16回のうち、英ブランドの着用は10回だったが、結婚以降は一変。王室メンバーとなってからの22回の公務のうち、英ブランドの衣装を着たのはたった2回だという。

王室エチケット専門家のグラント・ハロード氏は、たとえ王族であってもどのブランドを着るかは個人としての選択であり、メーガン妃は今後も本人の望み通りのブランドを着るだろうとコメント。一方、セレブリティ・スタイリストのルーカス・アーミテージ氏は、爵位ゆかりの地での「就任式」とも言える訪問では、地元に敬意を示す装いをしてほしかったと述べている。一般の人々は既に諦め気味のようで、「デート中は英ブランドを着て、王子をゲットしたら後はどうでもいいってこと」「英国重視じゃなくて自分重視だから」といった冷ややかな視線で見ているようだ。

UK在住/シャオ

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