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齋藤飛鳥が初出演映画の初日に爆弾発言!?「公開しないことにならないかな…」

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齋藤飛鳥が初出演映画の初日に爆弾発言!?「公開しないことにならないかな…」

台湾で社会現象を巻き起こし、アジア各国で大ヒットを記録したギデンズ・コー監督の同名映画を、舞台を日本に移してリメイクした『あの頃、君を追いかけた』の初日舞台挨拶が6日、TOHOシネマズ日比谷で開催。山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐、遊佐亮介、長谷川康夫監督が登壇した。

本作は、のどかな地方都市で高校生活を謳歌する主人公・水島浩介が、ひょんなことから接点を持つようになった学校一の優等生・早瀬真愛に恋心を抱き、想いを伝えることができぬまま過ごす、せつなくも淡い10年間を描きだした青春ドラマ。近年ドラマや映画など出演作が相次ぐ山田が主演を務め、将来性抜群の若手俳優たちとともに活き活きとした青春群像を織りなしていく。

本作でヒロイン・真愛を演じ、スクリーンデビューを飾った齋藤は「無事に公開されて、すごくうれしいんですけど、ちょっと前までは映画初出演ということで自分に対する不安が大きかった」と述懐。そして「公開しないことにならないかなと思ってました(笑)」とまさかの爆弾発言。すぐさま「なんてことを!」とツッコミを入れた山田。「(齋藤の演技は)素敵でしたよね?」と会場に向けて問いかけると、あたたかい拍手が贈られた。

一方で主人公・浩介を演じた山田は「今日が初日ということがすごく不思議な気分」と語り、心情をうまく言葉にできない様子。「3年くらい遠距離恋愛している彼氏彼女に会うみたいな、楽しみにしてるんですけどなに話していいかわからないような…」と言葉に詰まり、登壇した仲間たちに「わかる?」と助け舟を求めるが、一同は声を揃えて「あー」と薄い反応。主演がちょっぴりスベっても劇中同様に仲睦まじいキャスト陣7名は、互いの好きなシーンを挙げていくなど和気あいあいな雰囲気で会場を盛り上げつづけた。

作品のタイトルにちなみ「追いかけたいタイプか追いかけられたいタイプか?」と質問されると、山田と斎藤以外は前者を選び、2人は後者を選ぶ。その理由を訊かれた齋藤が「消去法というか、私は追いかけないなあと思って。どっちも嫌というか…」と苦笑いを浮かべながら語ると、登壇した男性陣は声を揃えて「どうすればいいの!?」と大慌て。さらに「多分追いかけることはできないから、追いかけてもらうのがいいけど、そうされたら申し訳ないなって思っちゃいます」と付け加えると、山田は「関わらないでってこと!?」と驚きの表情を浮かべ笑いを誘った。

最後に登壇者を代表してマイクを取った山田は「キャストやスタッフ、関わった人すべてが報われる映画にしたいと思って主演をやらせていただきました」と本作への熱意を語り「何回でも、46回でも観てください」と、齋藤の所属する乃木坂46にかけてユーモラスに呼びかけると、それに気付いた齋藤は「それは多分観ないですね」とドライにツッコミ。先日行われた完成披露試写会の舞台挨拶では感極まって涙ぐむ一幕もあった山田だが、公開初日のこの日は終始笑顔のままで、仲間たちと喜びを分かち合っていた。

取材・文/久保田 和馬

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