黒木華&野村周平の意外な秘密が紐解かれた『ビブリア古書堂の事件手帖』公開直前イベントレポ|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
黒木華&野村周平の意外な秘密が紐解かれた『ビブリア古書堂の事件手帖』公開直前イベントレポ

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黒木華&野村周平の意外な秘密が紐解かれた『ビブリア古書堂の事件手帖』公開直前イベントレポ

11月1日公開を控え直前イベントに黒木&野村が登壇
11月1日公開を控え直前イベントに黒木&野村が登壇[c]2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

三上延の大人気ミステリー小説「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズが実写映画化された『ビブリア古書堂の事件手帖』が11月1日(木)より公開となる。公開に先駆けて、本日10月22日(月)にはBOOK&CAFE WIRED TOKYO 1999にて直前イベントが開催され、W主演となる黒木華、野村周平が登壇した。

様々な本が配置された空間に黒木は、「本好きとしては本屋さんでイベント出来ることを嬉しく思います」と挨拶。野村も「渋谷のTSUTAYAさんでイベント出来るとは思っていなかったので、テンションが上がっています」と、興奮した様子で挨拶した。

劇中では、様々な本が持ち主から持ち主へ、想いと共に引き継がれていく様子が描かれる。いまでも捨てられずに大切に取っている物はありますか?という質問に対して黒木は「母からもらった靴とオーバーオールですね。母が30歳頃のもので、サイズも同じなんです」と回答。野村も「俺も服ですね。あと、台本は捨てられないです。ただ滅茶苦茶たまるので実家に送るようにしています」と答え、“服”という部分で2人の意外な共通点が見つかった。

ビブリア古書堂で働くことになる青年・大輔は過去のトラウマから本が読めなくなってしまったことに関連し、現在も克服できないトラウマはありますか?という質問も。黒木が「暗い所が苦手で、お化けが出るんじゃないかとか、知らない人が立っているんじゃないかとか」と告白すると、野村は「ロウソクとか持って歩けばいいんじゃないですかね。御用だ!みたいな提灯とか」と助言。逆に野村は「一人になる事ですかね。一人になると未来の事とか自分自身のこととか考え過ぎてしまうので。それがトラウマというか怖いですね」と語ったが、黒木からは「分からないですね~。私は1人が好きなので」と正反対の答えが出てきてしまい、劇中の栞子と大輔のような両極端なやり取りに会場は笑いに包まれた。

謎を解き明かしていくストーリーに因み、共演者に対して謎に思っていることはありますか?と聞かれた黒木は「成田君ですかね。最後までどういう方なのか掴みきれなかったですね。そういう役だったのもあるかと思いますが」と語ると、野村も「そうですね。人見知りかと思うと急にグッと来るのでビクっとするんですよ。変なやつでしたね(笑)」と、ミステリアスな役を演じている成田凌が現場でも謎だったと意気投合。

【写真を見る】黒木・野村「現場で謎だったのは成田凌!」と意気投合
【写真を見る】黒木・野村「現場で謎だったのは成田凌!」と意気投合[c]2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

ここで“本のソムリエ”の清水克衛が登場し、黒木・野村が事前に回答したアンケートをもとに、2人にお勧めしたい本を紹介。まず、黒木へ選んだのは「誰も知らない偉人伝」黒木は「歴史が苦手だったので、どうにか出来る本があるといいなと思っていたので楽しみです。早速今日から読みたいと思います」と嬉しそうに答えた。次に野村に対して清水が選んだのは「雨の日も晴れ男」という小説。あまり本を読まない人、特に若い男性にお勧めの小説ということでこの本が選ばれたと聞いた野村は「僕っぽいタイトルですね。めっちゃ楽しみ!」とテンションが上がった様子。

続いて、共演者の成田凌、夏帆、東出昌大から答えて貰った「いまどんな分野に興味があるか、そして克服したいと思っている悩み」を元に清水が選んだ「生きる」「セールスの絶対教科書」「国境のない生き方」の3冊が登場し、黒木と野村が、どの本が誰に対して選ばれたのかを推理する流れに。2人とも「国境のない生き方」は絶対に成田凌だと断言したが、正解は“演劇と心理学に興味あり”と記入し選ばれた「セールスの絶対教科書」だったことに2人は、「やっぱり成田凌は謎だ」と会場の笑いを誘った。

多くの読書通を唸らせた「生きる」は読書家でも知られる東出昌大、「国境のない生き方」は“いろいろな国を旅してみたい”と答えた夏帆に向けた本と正解発表があり、黒木が0問正解、野村は1問正解と、野村の勝利となった。

最後に作品の見どころについて野村は「僕自身、この役がピッタリだと思っています。公開まで楽しみに待っていて下さい」とコメントし、黒木は「本が過去と現在、人と人を繋げていく様子が丁寧に描かれています。この映画を通して色々なつながりが出来るといいなと思います」と思いを語り、イベントは幕を閉じた。

文/編集部

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