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篠原涼子、『人魚の眠る家』の出演は市村正親のおかげ「主人が背中を押してくださった」

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篠原涼子、『人魚の眠る家』の出演は市村正親のおかげ「主人が背中を押してくださった」

東野圭吾の同名小説を、篠原涼子主演で映画化した『人魚の眠る家』(11月16日公開)が、第31回東京国際映画祭の新設部門「GALAスクリーニング」として、本日10月29日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにてワールドプレミア上映される。それに先立ち、六本木ヒルズアリーナで、同日にレッドカーペットイベントが開催され、篠原涼子ら豪華キャストが登壇した。篠原は、難役のオファーについて「いろんな想いがありましたが、主人が背中を押してくださった」と、夫・市村正親とのエピソードを語った。

篠原は、市村から「こんなすばらしい作品は読んだことがない。やらないのはすごく損だよ」と言われたそうで「そのひと言で心が揺れ動かされました」と出演を決意。「本当にいいチャンス、いい出会いだなと。こういう作品を逃したらもったいないことだなと思って、逆に『やらせていただきたいです』と言いました」と本作への並々ならぬ思いを語った。

登壇したのは、篠原、西島秀俊、 坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、堤幸彦監督の6名だ。

クライマックスのシーンでは、篠原の鬼気迫る熱演が見られる。同シーンについて西島は「段取りの段階から、篠原さんが号泣してて。みんなの集中力もすさまじくて。子役の子は、カットがかかっても泣きっぱなしで戻れなくなっていたし。みんな、異様にのめり込んだ現場になっていました」と撮影を振り返った。

坂口も「現場がすさまじく、すごく濃くて。僕はどこか客観的に家族の形を見ながらも、どんどん精神が没入していく不思議な現場でした」と興奮しながらコメント。

堤監督も「クライマックスのシーンはすばらしかった。私の場合、モニターを見ながら客観的かつ冷静でいなくてはいけないと思っているんですが、みなさんのお芝居を見るや、ダメでした。スタッフすらも大きく突き動かすお芝居をいただいたと思っています」と手応えを口にした。

『人魚の眠る家』は、篠原涼子と西島秀俊が映画初共演で夫婦役に挑む、衝撃と感涙のヒューマンミステリー。「GALAスクリーニング」は、オープニング・クロージング作品に並ぶ新設部門で、本作を観た久松猛朗フェスティバル・ディレクターの熱烈オファーにより実現した。部門名のGALA(ガーラ)には「祝祭」、「特別な催し」という意味がある。

取材・文/山崎 伸子

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