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篠原涼子『人魚の眠る家』舞台挨拶で子役からの手紙に号泣「私も幸せだった」

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篠原涼子『人魚の眠る家』舞台挨拶で子役からの手紙に号泣「私も幸せだった」

東野圭吾の作家デビュー30周年記念小説を、篠原涼子主演で映画化した『人魚の眠る家』の公開記念舞台挨拶が、11月17日に丸の内ピカデリーで開催され、篠原、西島秀俊ら主要キャストが登壇した。劇中で、篠原と西島演じる夫婦の子どもを演じた子役の稲垣来泉、斎藤汰鷹がサプライズ登場。篠原は、稲垣からの感謝の手紙に感涙した。

篠原は、まるで人魚のような、スパンコールを散りばめたロングドレスで登壇。「娘が人魚なのに、私がなんで人魚に?と。間違えちゃったかなと」と照れ笑いすると、会場から「キレイ!」と声が上がる。篠原は「大丈夫ですかね。じゃあ、自信を持ってここに立ちたいと思います」と恐縮し、会場の笑いを取った。

舞台挨拶には、篠原、西島、坂口健太郎、川栄李奈、松坂慶子、堤幸彦監督が登壇し、終盤で子役の稲垣来泉、斎藤汰鷹がステージに上がると、すでに篠原の目から大粒の涙が。坂口が、篠原にハンカチを差し出すが、涙は止まらない。

まずは、長男役の斎藤が描いてきたという、劇中の家族4人の絵を披露。西島は「上手いな!思ったよりも」と驚くと、篠原も「虹もあって、すごく爽やかで元気もあって。すごい上手に描けたね」と感心する。

続いて、長女役の稲垣が、篠原と西島に書いてきた手紙を読み上げると言うと、篠原は「無理だって」と感極まりながら涙をこぼしていく。

稲垣の手紙には「2人に会えて、来泉は幸せだったし、宝物だよ。将来、来泉は、篠原さんみたいに、いつも楽しく笑ってて、お料理の上手な可愛い女優さんになって、西島さんみたいに、タレ目でスーツが似合う人と結婚したいです。お父さん、お母さん、ありがとう。大好き」とあり、西島の“タレ目”のくだりでは、ドッと笑いが起こる。

篠原は泣きながら「来泉ちゃん、どうもありがとうね。私もすごい幸せだったし、来泉ちゃんとお仕事ができて良かったと思っています」と、稲垣に心から感謝した。また、現場では2人で歌ったり踊ったりしたとのことで、その場でその時のダンスを披露し、拍手に包まれた。

西島は「僕も泣きかけたんですが、(涙が)引っ込みました。タレ目で」と笑いながら「うれしかったです。本当に」と満面の笑顔を見せた。

篠原は最後に堤監督やスタッフ陣に感謝の言葉を述べたあと、「こんなにすばらしい作品に自分が参加できたことは、奇跡なんじゃないかと。30年間、芸能生活をやらせていただいてて、本当に初めての作品だなと自分で思っていて。感謝してます」と熱い想いを語った。

『人魚の眠る家』は、衝撃と感涙のヒューマンミステリー。播磨薫子(篠原涼子)と和昌(西島秀俊)の夫婦は、娘がプールの事故で意識不明の状態となり、苦悩する。和昌は、自社で開発する最先端の科学技術が治療に応用できるのではないかと思いつき、研究員(坂口健太郎)による、前例のない治療を開始する。

取材・文/山崎 伸子

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