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作家生活50周年・筒井康隆原作映画をスクリーンで一挙に!

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作家生活50周年・筒井康隆原作映画をスクリーンで一挙に!

今年で作家生活50周年となる筒井康隆原作の映画の特集上映「筒井康隆映画祭」が9月18日(土)から10月1日(金)まで、シネ・リーブル池袋にて開催されている。

時代に先駆け、斬新な要素を取り入れた作品を次々と発表し続ける筒井康隆。パロディやドタバタな笑いを得意とし、初期には日常の物語にナンセンスなSFを盛り込んだ作品も多数発表した。だが、創作の幅はそれだけに留まらず、「時をかける少女」といったジュブナイル色を強めた作品や、「虚人たち」といった実験的な純文学など、ジャンルの境界を超える作品を意欲的に発表し続け、“筒井スト”と呼ばれる熱心なファンも生み出してきた。

そんな筒井作品を映画界が放って置くはずもなく、これまで数多くの作品が映画化されてきた。実写やアニメで4度に渡り映画化されている『時をかける少女』をはじめ、名匠・岡本喜八監督による『ジャズ大名』(86)、文壇を皮肉った問題作『文学賞殺人事件 大いなる助走』(89)、そして、先頃急逝した今敏監督の『パプリカ』(06)などがあり、それらがこの度、一挙に上映されるのだ。

また、この特集上映と時を同じくして、筒井氏の代表作の1つである「七瀬ふたたび」も遂にに映画されることになった(10月2日公開)。これまで幾度となくテレビドラマ化はされてきたものの、映画化されていなかったのが意外な本作。超能力者たちが繰り広げる壮絶なバトルは、是非とも大画面で楽しみたいものだ。

作家生活50周年の節目にして、筒井原作映画の集大成といっても過言ではない『七瀬ふたたび』。「筒井康隆映画祭」で過去の作品を振り返りつつ、『七瀬ふたたび』の公開に備えておこう!【トライワークス】

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