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SNSもジャック!『ファンタビ』V2達成で『ボヘミアン』と共に社会現象化の勢い

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SNSもジャック!『ファンタビ』V2達成で『ボヘミアン』と共に社会現象化の勢い

1896年に日本で初めて映画が公開されたことを記念に制定された「映画の日」を含む12月1・2日の週末動員ランキング。多くの映画館で映画が安く観られるということもあり、先週と比べて動員がグッと上回った作品もあったよう。そんな中でも社会現象化している2作品が、相変わらずの強さを見せた。

SNSをジャックする勢いの『ファンタビ』がV2達成!

前作を上回る勢いの『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
前作を上回る勢いの『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』[c]2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights [c]J.K.R.

先週に引き続き、1位に輝いたのは、土日2日間で動員57万8000人、興収7億4400万円をあげた『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。公開2週目にも関わらず、初週と比べて動員数が101%と上回り、公開から10日間の累計で動員205万7356人、興収28億9137万円と絶好調。73.4億円の大ヒットとなった前作と比べても、2日間早く動員数が200万人を突破するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。

11月30日に前作が地上波で初放送された際には、Twitterのトレンドに、1位:ファンタビ、5位:ジェイコブ、6位:ニュート、8位:クイニー、10位:ジョニデ、11位:クリーデンス、13位:ニフラー、17位:グリンデルバルド、18位:ピケットと、関連ワードが9つもランクインする異常事態。さらにタイトルにちなみ本作を見た回数を表す「2タビ、3タビ…」という言葉が生まれたり、魔法ワールドカフェの待ち時間が90分を超えたりと、まさに社会現象化しているのだ。

12月7日(金)には『ファンタビ』シリーズのイッキ見オールナイト応援上映の開催も決定しており、これらも追い風となり、さらに記録を伸ばすことが期待される。

アメリカ&韓国でも記録達成の世界的大ヒット

【写真を見る】『ボヘミアン・ラプソディ』は世界で記録達成!
【写真を見る】『ボヘミアン・ラプソディ』は世界で記録達成![c]2018 Twentieth Century Fox

社会現象化ということは、各地で行われている応援上映も大好評で、楽曲が再びヒットするなど、“第3次クイーンブーム”を巻き起こしている『ボヘミアン・ラプソディ』にも言えること。今週のランキングでは、土日2日間で動員40万4000人、興収4億9600万円をあげ先週と同じく第2位にランクイン。先週対比は動員で145%、興収で126%という驚異的な数字を残し、累計では動員243万人、興収33億円を突破している。

この勢いは世界的にも起こっているようで、アメリカでは、1億6400万ドルを突破し、1億6119万ドルの『ストレイト・アウタ・コンプトン』(15)を超えて、ミュージシャンの伝記映画として最大のヒット作に。韓国では、観客動員数が600万人を上回り、音楽映画として『レ・ミゼラブル』(12)を超え、歴代最高を記録。その勢いは、1985年に行われたクイーンのコンサートがテレビで急遽放送されるなど、お茶の間にまで広がっている。

『くるみ割り人形と秘密の王国』は初登場3位にランクイン
『くるみ割り人形と秘密の王国』は初登場3位にランクイン[c]2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

注目の初登場作品も、これら2作の牙城を崩すことはできなかったが、『くるみ割り人形と秘密の王国』は土日2日間で動員14万2000人、興収1億6100万円の3位。『機動戦士ガンダムNT』は、公開館数が少ないながらも4位という好スタートを切った。上位2作品の勢いはどこまで続くのか、今後の行方にも注目してほしい!

文/トライワークス

以下は、1~10位までのランキング(12月1・2日)
1位 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
2位 ボヘミアン・ラプソディ
3位 くるみ割り人形と秘密の王国
4位 機動戦士ガンダムNT
5位 スマホを落としただけなのに
6位 人魚の眠る家
7位 ヴェノム
8位 ういらぶ。
9位 かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―
10位 Burn the Stage:the Movie
※興行通信社調べ

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