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岡田准一、『来る』の中島監督から「男優には興味ない」と言われてガッカリ

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岡田准一、『来る』の中島監督から「男優には興味ない」と言われてガッカリ

澤村伊智による第22回日本ホラー小説大賞受賞小説「ぼぎわんが、来る」を、『告白』(10)の中島哲也監督が映画化した『来る』の初日舞台挨拶が、12月7日にTOHOシネマズ日比谷で開催。岡田准一、黒木華、小松菜奈、青木崇高、松たか子、妻夫木聡、中島哲也監督が舞台挨拶に登壇した。岡田は中島監督の辛口トークに苦笑しつつ、最後は「ものすごくエネルギーのある映画が誕生したと思っています」と充実感溢れる表情で本作をアピールした。

中島監督はホラー映画の枠を超えた本作について「お祓いライブ映画」と表現。「フジロックとかライブに行って、気持ちいいなという感じがなんで映画館ではできないんだろうと思っていて。ライブのようにノリノリで楽しむような感じで観ていただけたらと」。

岡田は「本当にライブを観たかのような映画。僕は後半のお祓いバトル担当です。次第にお祓いデスバトルへ、ライブへ入っていく。そういう荒波のような映画だなと」とうなずいた。

渇き。』(14)に続いて中島組に参加した妻夫木は「『渇き。』で演出していただいた時は『おもしろいやつやって』としか言われなかったので、1つやると『また、違うやつやって』という雑な演出でした」と中島監督をチクリ。

中島監督は「基本、男優にはあまり興味がないんです。だからほぼしゃべってません。失敗した時に皮肉を言うくらい」と開き直る。

続いて中島監督が、岡田と妻夫木について「全然タイプの違う俳優さんだし、2人がどういう掛け合いをするんだろうかと思っていたけど、僕自身はすごく刺激的でした。これからも2人でバディムービーとかやればいいのに」と称える。

岡田が「中島監督が撮ってくれるんですか?」と聞くと「僕はやりません。男優には興味がないので」とバッサリ。岡田が「おかしいなあ。頑張ったのに」とつぶやくと、妻夫木も「朝までやったのに」と肩を落として笑いを取った。

『来る』は、岡田たち豪華な布陣を迎えたサスペンスホラー。イクメン田原秀樹(妻夫木聡)の周りで、超常現象のような不可解な出来事が連発する。田原はオカルトライター・野崎和浩(岡田准一)に調査を依頼。その後、人の心の闇に迫り来る怪物と、霊媒師たちとの戦いが繰り広げられていく。

取材・文/山崎 伸子

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