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イタリア人はジュリア・ロバーツの新作に駄目出し!

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イタリア人はジュリア・ロバーツの新作に駄目出し!

ジュリア・ロバーツ主演の『食べて、祈って、恋をして』(公開中)に対するイタリアでの評価が芳しくないらしい。

“イタリアで食べ、インドで祈り、バリ島で恋をした”という女性の自分探しの旅を描いた同作中でのイタリアの描かれ方が、いかにも紋切り型で古臭いというのだ。

「イタリア人はいつも大げさな見ぶりで話していて、下品な言葉を浴びせながら外国人女性を追いかけて、それでも怖いお母さんを喜ばすために、ナイスな女の子と婚約する。そしてピザがたくさん出てくる。あの映画を見たら原作を読む気がなくなるはずだ」と伊紙ラ・リパブリカの映画レビューは書いている。また、主人公がイタリアを食べてリラックスするための滞在地として使い、他の国で宗教的体験をしていることに、カトリックの総本山であるバチカンも不満を感じているという。

米国にも同作のイタリアの描写について指摘するメディアがあり、「ピザの合間に女性のお尻をつまむ男性たちや、市場で叫ぶ主婦たち。黒い服を着た老婆たち。すべてまだ存在するが、今日のローマを描いているとは言い難い」とワシントン・ポスト紙は評している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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