土屋太鳳&北村匠海&小関裕太が語り合う、自分を変えてくれた“大切な出会い”|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
土屋太鳳&北村匠海&小関裕太が語り合う、自分を変えてくれた“大切な出会い”

インタビュー

土屋太鳳&北村匠海&小関裕太が語り合う、自分を変えてくれた“大切な出会い”

土屋太鳳、北村匠海、小関裕太が笑顔でインタビューに登場!
土屋太鳳、北村匠海、小関裕太が笑顔でインタビューに登場!

あなしん原作の同名コミックを映画化した『春待つ僕ら』(公開中)に、フレッシュなキャストが集結。一歩踏み出せずにいたヒロインが、仲間たちとの出会いを通して勇気を振り絞っていく姿を描くみずみずしい青春映画に仕上がった。ヒロインの美月(みつき)を演じた土屋太鳳、美月に惹かれていくバスケ男子・永久役の北村匠海、美月の幼なじみの亜哉役の小関裕太を直撃し、役に込めた想いや、“自分を変えてくれた大切な出会い”について明かしてもらった。

美月(みつき)は、“脱ぼっち”を目指して高校に入学したものの、クラスに馴染めないでいる女の子。バスケ部の男子4人と出会い、チャラく見えた彼らを敬遠していた美月だったが、実はバスケに真剣で仲間思いの素顔を知り、心を揺り動かされていく…。“前に進みたい”という誰もが抱く悩みを描くとともに、キャスト陣が撮影前から猛特訓したバスケの臨場感や美月をめぐるラブストーリーも見どころだ。

劇中の感動的な作文は、土屋太鳳の自作!

ーー漫画原作の映画化ということもあり、外見的な面でこだわったこと。またキャラクターの内面を表現するうえで大事にしたことはどんなことでしょうか。

“脱ぼっち”を目指して高校に入学したものの、クラスに馴染めないでいる美月
“脱ぼっち”を目指して高校に入学したものの、クラスに馴染めないでいる美月[c]あなしん/講談社 [c]2018 映画「春待つ僕ら」製作委員会

土屋「見た目に関しては、自分がどんなに体を絞っても、美月ちゃんには届かないな、難しいなと思いました。でも内面的には共感できるところが、たくさんありました。私も美月と同じで、学校生活でもそうですし、いまでも人に話しかけるのは難しいなと感じる時があります。『話しかけていいのかな』とか、例えば『大丈夫?』といった一言をかけたとして『気に障ったかな…』と心配してしまう時もあったり。でもきっとそれは誰もが抱いている気持ちではないかと感じました。そういった想いが伝わればいいなと思って、演じていました」。

ーー美月が自分の想いを込めた作文を読むシーンがありましたが、土屋さんもブログやInstagramで丁寧に言葉を紡いでいらっしゃいます。文章を書くことが好きという点も重なりますか?

小関「実はあの作文、太鳳ちゃんが書いたものなんですよ。もともとあった台本とは違う文章になっているんです。なので、美月の言葉でもあり、太鳳ちゃんの言葉でもあるんです」。

土屋「そうなんです。ぜひ自分でこの作文を書かせてくださいとお願いしたんです。バスケ部のみんなや亜哉ちゃんと過ごすなかで、美月ならこう感じているだろうという想いがあふれてきました。やっぱり、美月のように『一歩踏み出したい』と誰もが思っているはず。なので『振り返ってもいいんだよ』『この道で合っているんだよ』という想いが伝わる作文になるといいなと思っていました。作文が得意というわけではないんですよ!ブログなどでも言葉を絞りきれず、文章が長くなってしまいますし…(笑)。でも一度、中学生の時に税金をテーマにした作文で賞をいただいたことがあって。その経験が活かされていたらいいなと思います」。

 無口な天然キャラを演じた北村匠海
無口な天然キャラを演じた北村匠海[c]あなしん/講談社 [c]2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会

ーーそうだったんですね!では北村さん、小関さんはいかがでしょうか。

北村「漫画の男性キャラクターなので、いつもかっこよくいなければいけないという任務が課せられます(笑)。僕はこれまで、地味めな男性を演じることが多くて…。洋服や、4人で歩く姿など、どれをとってもかっこよくなければと意識するのは大変でした。永久はストイックでバスケにまっすぐ向き合い、仲間を大切にしている。そんな彼だからこそ、周りにもステキな人たちが集まってきます。僕も仕事にまっすぐ向き合ってきたという想いがあり、だからこそステキなキャストのみんな、平川(雄一郎)監督とも出会えた。頑張っている人には、頑張っている人が集まってくるんだと思うんです。これまでの道のりを感じると、自然と永久になれたような気がしています」。

金髪のふわっとしたロングヘアーが、新鮮!
金髪のふわっとしたロングヘアーが、新鮮![c]あなしん/講談社 [c]2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会

小関「僕は今回、本当に役作りが楽しかったんです!亜哉の長髪&金髪を作るというのは、なかなか難しくて。あなしん先生から、亜哉の長髪&金髪がコスプレに見えてしまうようだったら、短髪でもいいですよというメッセージをいただき、確かにコスプレに見えてしまってはよくないと思ったんですが、やっぱり亜哉にとっての長髪は、美月への想いが込められた大切なもの。何度も衣装合わせや打ち合わせをして、亜哉の髪型を作っていきました。内面の部分では、現場で平川監督と相談しながら、役を作ることができました。特に美月への愛が、亜哉の“優しさ”からくるものなんだということを大切にしていました」。

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