禁固3年確定であの人気スターの勇姿もしばし見納め|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
禁固3年確定であの人気スターの勇姿もしばし見納め

映画ニュース

禁固3年確定であの人気スターの勇姿もしばし見納め

『ジャングル・フィーバー』(91)や『ブレイド』シリーズ(98~04)など、様々な作品に主演し、ドラマとアクションの両方をこなせる希有な俳優として人気のウェズリー・スナイプス。そんな彼が所得税の虚偽申告による脱税容疑で告発され、長年法廷で争ってきたものの、ついに禁固3年の実刑判決が確定してしまった。

映画スターにとって禁固3年とはかなりの痛手だし、ファンにとっても3年もの間、彼の出演映画が見られないのは悲しいばかりだ。しかし、逮捕直前(!?)のこのタイミングで、彼の出演作が2本立て続けに公開されることになったのは不幸中の幸いか?

まずは、ニューヨークのブルックリン地区に残る犯罪多発エリアを舞台に、3人の刑事が交錯する珠玉のクライムサスペンス『クロッシング』(10月30日公開)。本作でスナイプスは、ギャングのボスを熱演している。続いて公開されるのが、巨万の富に目が眩み、暗殺集団と化したエリートCIAチームを描いたアクション『ゲーム・オブ・デス』(11月27日公開)だ。本作で彼は、たった一人で正義を貫き、悩み苦しみながらも同僚たちと孤独な戦いを繰り広げるCIA捜査官を演じている。“ギャングのボス”に“正義を貫く好漢”と、2作続けてなんとも皮肉な役どころだ。

当分の間、彼の活躍が見れなくなるのは残念だが、罪は罪としてしっかり償ってもらい、新たな活躍に期待したいところだ。それまではこの2作でスナイプスの勇姿をしっかり目に焼き付けておきたい。【トライワークス】

作品情報へ