稲垣吾郎、あふれる仕事への情熱!岐路支えたのは仲間「手を取り合って進んでいける」 - 3ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
稲垣吾郎、あふれる仕事への情熱!岐路支えたのは仲間「手を取り合って進んでいける」

インタビュー

稲垣吾郎、あふれる仕事への情熱!岐路支えたのは仲間「手を取り合って進んでいける」

新たなスタートが“役者・稲垣吾郎”にもたらしたものとは?

「18年は、今後に公開を控えているものも含めると、映画を3本撮影させていただき、舞台も2本やらせていただきました。役者として、こんなに豊かな1年を送れるとは想像もしていなかった」というように、さらなる飛躍の時を迎えている。稲垣は「いままではずっと、グループに対してどう貢献していくかを一番に考えてきました。でも新しい環境になって、また一枚剥がれて、新しい自分を表現できる。それは役者として、すごくいいことなのかなと思っています」と心境の変化を語る。

「この2、3年で、応援してくださった方やスタッフの方々も、いろいろなことを感じたと思う。僕らも一人一人がいろいろと感じるものがあったし、忘れられない数年でした。でも、それによってまた人間としての深みが増して、俳優として成長できればいいなと思っています。なるべく前向きに捉えています」と未来を見つめ、「“役作り”と言いますが、自分を磨くことが最大の役作りなのかなと思ったりもしています。例えば、舞台『No.9 -不滅の旋律-』では3年ぶりにベートーヴェンを演じましたが、3年前に観た印象と今年に観た印象は、きっと違ったと思います。役者って、その時々のリアルな感じが出ますよね。それは肝に銘じていきたいですし、日々を大切にしたいです」と改めて、役者業の魅力を噛みしめる。

希望をあふれさせた稲垣吾郎。今後の活躍がますます楽しみ!
希望をあふれさせた稲垣吾郎。今後の活躍がますます楽しみ!

3人で歩む道を選んだ理由は?「いっぱい仕事をしたいです」

役者として一人で歩む道もあったはずだが、稲垣は草なぎ、香取と共に「新しい地図」としての道を選んだ。この選択については、「いろいろな道があったと思います。でも3人の絆もあるし、やっぱり心強いじゃないですか。そして“集合体”として求められているというのも、ゼロではないと思います。ファンの方が望んでくれることが、原動力になっていますから」と語るなど、いつでもファンの想いを胸に刻んでいる。「3人で集まるからこそできることもありますし、いろいろな形態があっていいんじゃないかな。草なぎくんと香取くんの2人で歌を出したりもしていますしね(笑)。『新しい地図』は僕にとって、なんでもできるプラットフォームのような場所。ファンの方やスタッフの方も含め、ここに参加してくれる人すべてが『新しい地図』だと思っています。『おもしろいことにチャレンジしていける地図をどんどん拡げていきたいね』と3人で話しています」。

目を輝かせながら話す姿は、いまが楽しくて仕方がないといった様子。「いっぱい仕事をしたいですね。もちろんプライベートも充実させたいとは思うんですが、仕事で充実感を得て、楽しんでいる時の幸福感に勝るものはない。仕事がない時に、それを埋め合わせるためにプライベートがあるのかなという気もしてきているんです(笑)。やっぱり、これだけ与えてくださって、好きな仕事ができているわけですから、ものすごく楽しいです。これからもいい仕事をしていけたらいいなと切に願っています」。稲垣吾郎は、力強く前進する。穏やかな微笑みのなかに、情熱をみなぎらせていた。

取材・文/成田 おり枝

作品情報へ

関連作品

  • 半世界

    4.3
    931
    40歳目前の人生半ばを迎えた男たちの葛藤や希望を見つめる稲垣吾郎主演の人間ドラマ
    Amazon Prime Video U-NEXT Hulu

関連記事