座談会も大渋滞！『PRINCE OF LEGEND』清原翔、遠藤史也、こだまたいち、飯島寛騎、塩野瑛久が語る“王子たち”の素顔

“キャラ”の強い王子が大渋滞！それぞれの役作りは？

――今回どのキャラクターもキャラが濃いですが、皆さん役作りはされたのでしょうか？

飯島「僕は、セレブらしい姿勢や作法など、そういった所作も気にしながら演じていました。実際のセレブの気持ちはちょっと分からないんですけど(笑)。それ以外の所で王子らしく演じたつもりです。セレブっぽさは、ほかの作品で王子テイストのものを観てみたり、僕は“下克上王子”なので、明智光秀も少し参考にしたりしました」

塩野「僕は、“チーム奏”が結構ファンタジー要素が強いので、ほかのメンバーのお芝居を見ていない段階では、どこまでその要素を詰め込むのかが難しくて。ファンタジー要素を強めすぎると、チーム奏だけがすごく浮いちゃうんですよね。でも現実っぽくし過ぎるとファンタジー要素が潰れてしまう。なので腹づもりとしては、コメディ作品というのを意識して、演じたつもりです」

清原「僕が演じた“美容師王子”のハルは、すごく女の人が好きという設定だったので、女性に対しての振る舞いが慣れていたりとか、やっぱりモテるということに対しては一番自信があったりしてもいいんじゃないかなと思って。その自信満々の加減、女性への慣れた振る舞いについては、役作りとして意識したのかなって気はします。実際、常に女の人が周りにいるわけでもないですし…」

遠藤「(ニヤニヤしながら)本当ですか(笑)？」

清原「ほんとほんと(笑)。いやいや、変なイメージがついちゃうから！」

遠藤「最初のセリフのシーンまで撮影が何日かあったので、ほかのキャストの演技を見て役を作っていきました。“バーテンダー王子”なので、バーテンダーの知り合いのお店に2～3回行って研究しました。でも本番はグラスを割りまくってしまって…。難しかったですね」

こだま「僕はバンドマン役なんですけど、実際は『バンドをやっている』と発言しているだけのチャラいキャラだなと思ったんです。それで新宿でホストの人をよく見て研究しました。ちょっとグニャっとした立ち方を真似してみたり。それができていたかは分からないですけど(笑)」

遠藤「グニャっとしてましたよ！」

こだま「ちょっとフラフラしてみたり…」

遠藤「あっ、あのフラフラも演技だったんですね(笑)！」

――役と自分がリンクしていたり、ほかの方から見て似ているなと思う部分はありますか？

遠藤「チーム3Bはみんな女好きなので、僕たちはリンクするって言うと結構まずいことになります(笑)」

清原「僕は、女性に優しくするっていう部分は似てますかね…」

遠藤「やかましいわ！」

一同「分からないよね、なかなか普段女性と関わっているところは見られないから(笑)」

塩野「でも清原さんが演じたハルと果音との関係性は、すごくいいですよね。妹とかはいないんですか？」

清原「いないです。ハルは果音のことを本当の妹のように思っていて、すごくいい関係性でしたね」

塩野「なんか、あの感じでお芝居演じられるの、すごく羨ましくて…」

清原「いやー、ありがとうございます！」

塩野「僕は恋人役だと全然緊張せずにスッとできるんですけど、きょうだい役になるとすごく照れるんですよね。前の作品で妹役の子がいて、バッて抱きつかれた時に顔が真っ赤になっちゃったことがあって…。そのきょうだい感というのが個人的には難しくて、それが出ているのがすごいなって、いま改めて感じてますね」

清原「でも果音のほうが、あからさまにお兄ちゃんお兄ちゃんしていないので、ちょっと違うかなとも思うんですけど。果音に対しては下心もないですし、ほかの女性は本当にはべらしているだけで、果音はすごく特別な存在なんですよね。でも、“チーム奏”の元と誠一郎は、奏にずっと恋してるでしょ？2人とも」

飯島「どうだろう、元は奏に恋をしているというよりも憧れだから、好きは好きでも違うジャンルの好き。自分を犠牲にしてまで、絶対にこの人を大事にしたいという盾みたいな気持ちですかね。だから決して奏より前に出ようとは思わなかったですし、立ち位置も一歩下がっていたりとか、そういう所も意識して演じていましたね」