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斎藤工が感謝!『麻雀放浪記2020』が「七転び八起き」を経て北京国際映画祭で公式上映

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斎藤工が感謝!『麻雀放浪記2020』が「七転び八起き」を経て北京国際映画祭で公式上映

ピエール瀧容疑者の逮捕劇で話題となった斎藤工主演映画『麻雀放浪記2020』の初日舞台挨拶が、4月5日に丸の内 TOEI1で開催。斎藤工、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、岡崎体育、音尾琢真、竹中直人、白石和彌監督と、シークレットゲストに舛添要一が登壇した。イベントでは劇中に登場したふんどしダンサーたちも登場し、公開を華やかにお祝いした。

和田誠監督作『麻雀放浪記』(84)で知られる阿佐田哲也の同名小説を原案とした本作。第二次世界大戦後の1945 年を生きていた坊や哲(斎藤工)が、東京オリンピックが第三次世界大戦で中止となった2020年にタイムスリップする、という衝撃的な設定が話題に。斎藤は「紆余曲折ありましたが、本日、公開初日を迎えられて、心からうれしく思っています」と挨拶をした。

印象に残ったシーンについて竹中が「工くんが、煮えたぎるしゃぶしゃぶの鍋に手をつっこんで食べるシーンに圧倒されました。あと、体育くんの存在感にも圧倒されました。ベッキーも久しぶりに共演したけど、圧倒的に不愉快でした」とベッキーをいじる。

ベッキーが「感じ悪いですよ」とツッコミを入れると、竹中は「失敬だな。年上だぞ」と応戦する。ベッキーも負けじと「あなたのほうが失敬」と食いつくと、ゲスト陣はニヤニヤ笑う。斎藤が2人を見て「仲いいんですよ、みなさん」と笑顔でコメントすると、会場がほっこりした雰囲気に。

続いて、サプライズで、前都知事の舛添要一が登場し、斎藤たちもびっくり。舛添都前知事は「元東京都知事で、麻雀五輪の解説者という役割で出ています。僕は若い時に何度か映画に出たことがあるのですが、自分の役をやるのは初めてでした」と笑顔でコメントした。

最後に、『麻雀放浪記2020』が第9回北京国際映画祭で公式上映されることが発表された。斎藤は「僕も今日、この朗報を知りました。この作品を中国で上映することは、阿佐田哲也さんのはなむけになるんじゃないかと思います」と喜びを述べ、構想10年を掛けた本作の経緯を語った。

「僕が浅田さんの奥様に、いかに『麻雀放浪記』に影響を受けたかと話したところから始まりました。これだけの傑作映画があるものを、もう一度リメイクする意味があるのかと、反対する声のほうが正直、多くて」と言いながら、大勢に支えられて映画化されたと感謝した斎藤。

さらに「七転び八起き、必要な苦労を経験し、その都度、立ち上がれ、前を向けたのは、どこか阿佐田哲也さんが背中を押し続けてくれたのではないと、心から思います。ここからは、映画は客席の皆さんのものになっていくと思います。皆さん、ぜひ育ててください」と熱い想いで訴えた。

取材・文/山崎 伸子

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