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真鍋昌平の傑作を映画化『スマグラー』主演に妻夫木聡、監督に石井克人が決定

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真鍋昌平の傑作を映画化『スマグラー』主演に妻夫木聡、監督に石井克人が決定

「闇金ウシジマくん」でブレイク中の真鍋昌平の傑作「SMUGGER」を映画化した『スマグラー』(仮題、2011年秋公開)の監督とキャストが発表された。

『悪人』(10)、「天地人」などで評価の高い妻夫木聡が主演を務め、『キル・ビル』(03)でアニメーションキャラクターデザインを担当、そのエンターテインメント性豊かな演出が国内外から高く評価される石井克人が監督を務める。妻夫木自身、石井監督のファンで「映画で一緒に仕事がしたい」という気持ちをずっと持っていたという。また、共演者には永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信、小日向文世、高嶋政宏、我修院達也、阿部力ら多彩な顔ぶれがそろった。

役者志望のフリーター、砧涼介(妻夫木聡)は役者への夢を挫折し、パチンコやその場しのぎのアルバイトに明け暮れる日々のなか、誘われるままにうまい儲け話に乗ったところ、逆に多額の借金を背負わされてしまう。砧は借金返済のために、日給5万円という高額の運送屋のアルバイトをすることになる。初仕事にかかった砧だったが、運んでいたものはなんと死体だった。運び屋の仕事は危険な荷物の運搬と処理。高額の報酬の理由はそこにあったのだ。その仕事をきっかけに、自分が飛び込んだ世界が、たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界であることを砧は知るのだ。

役者という夢をあきらめ、現代を無為に生きる若者を演じる妻夫木は、「石井作品の世界観の大ファンで、今回一緒に作品作りをしていて、『楽しい!』のひと言です。一日一日が過ぎるたびに終わりが近づいてしまうことが悲しいくらいに感じる。クランクイン前日は緊張して寝不足で初日を迎えましたが、撮影のテンポにも慣れ、今は監督の『素晴らしい!』の一言をもらえるよう全力で楽しんじゃってます」と、同作に関われたことの喜びを語った。また、自身の役柄を「僕の演じる役柄は、ニートやフリーターが多いなか、夢があるけど何をしていいかわからない若者を代表するような男です」と紹介した。

11月1日にクランクインした同作は、12月上旬クランクアップ予定、2011年秋公開を目指している。【Movie Walker】

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