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岩田剛典が「スライディング土下座」、高畑充希は「顔が満月に」…人生の失敗談を告白!?

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岩田剛典が「スライディング土下座」、高畑充希は「顔が満月に」…人生の失敗談を告白!?

『舟を編む』(13)で第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む計6部門を受賞した、石井裕也監督最新作『町田くんの世界』(6月7日公開)のジャパンプレミアが、5月7日に有楽町マリオンで開催。細田佳央太、関水渚、岩田剛典、高畑充希、太賀、池松壮亮、北村有起哉、石井裕也監督が舞台挨拶に登壇し、それぞれの失敗談で会場を沸かせた。

主演は、1000人超えのオーディションを見事に勝ち抜いた無名の新人、細田佳央太と関水渚。運動も勉強も苦手で、見た目も地味だが、全人類を家族だと思っている町田一役を細田が、町田くんを好きになるヒロイン、猪原奈々役を関水が演じ、岩田、高畑、太賀、前田敦子らは、町田くんの同級生役を演じた。

細田は、岩田たち豪華キャストと共演した感想を聞かれると「僕たちは撮影中、自分の役のことでいっぱいっぱいでした。でも、学校の中での友達役としての皆さんに、緊張の糸をほぐしていただいた」と心から感謝した。関水も「毎日緊張していたんですが、先輩方の皆さんは、とても優しく話しかけてくださった」と笑顔を見せた。

その後、撮影中の失敗談についてクロストーク。細田は「クランクインした日に、走り終わったあとの息遣いをやりすぎてしまって、過呼吸で倒れてしまいました。撮影自体を止めてしまい、本当にご迷惑をかけたなと。監督にも支えていただいて。ありがとうございました」と恐縮する。

関水は「高畑充希さんとのシーンでの失敗が。撮影のあと、音だけを撮影する時、あまり意味がわかってなくて」と、アフレコの際に、高畑の台詞を聞かずに、自分だけが台詞を言ってしまったことについて高畑に謝罪。「でも、高畑さんは優しくて。笑って、『全然大丈夫だよ』と言ってくれたので、私は救われたんです」と言うと、高畑は「覚えてない!全然、失敗じゃないと思います」と、関水に優しい目を向けた。

続いて、デビュー当時の失敗談を尋ねられた岩田は「初めて出演させてもらった舞台で、ゲネプロの日に遅刻して、スライディング土下座をしました(苦笑)。現場で笑いはとれたんですが、その1日、生きた心地がしなかった。遅刻とかは本当にダメだと思います」と苦笑い。

高畑は「初めて映画に出た時、沖縄ロケで食べすぎて、ファーストシーンと最後がつながらなくなった。顔が満月になって…人が変わったみたいになっちゃった。14歳の夏、反省しました。地方ロケでは、おいしいものが多いけれど、気をつけてください」と、新人2人にアドバイスをした。

最後に、石井監督は、俳優陣との出会いに心から感謝した。「おべっかでもなんでもないですが、細田くんたち2人以外は、皆さん2回目以上の方々で。今回は僕にとっても勝負作で、気合の入った作品だったから、本当に闘える仲間が必要で。最も信頼を寄せていると言っても過言ではない方々にお願いしましたら、みんな忙しいなか、来てくださった。また、細田くんと関水さんも初めてでしたが、いい出会いでした」と手応えを口にした。

取材・文/山崎 伸子

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