日本の“Mr.ジーニー”こと山寺宏一が『アラジン』を通じて語る吹替えの心構えとは? |最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
日本の“Mr.ジーニー”こと山寺宏一が『アラジン』を通じて語る吹替えの心構えとは?

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日本の“Mr.ジーニー”こと山寺宏一が『アラジン』を通じて語る吹替えの心構えとは?

七色の声を持つ男こと山寺宏一が大人気キャラクターのジーニーへの愛を語る
七色の声を持つ男こと山寺宏一が大人気キャラクターのジーニーへの愛を語る[c] 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

映画、テレビアニメ、舞台、ゲームなど様々なコンテンツで親しまれる『アラジン』が実写映画化され、6月7日(金)から公開となる。公開まで1週間を切った本作から、このたびランプの魔人ジーニーのプレミアム吹替版キャストを務めている山寺宏一の独占コメントが到着した。

貧しい青年のアラジン(メナ・マスード)と、自由に憧れる王女ジャスミン(ナオミ・スコット)との運命的な恋、そして、3つの願いを叶える魔法のランプを巡る冒険を描く本作で、ジーニーのプレミアム吹替えを担当する山寺は、第65回アカデミー賞で最優秀オリジナル作曲賞、最優秀主題歌賞の2冠に輝いたオリジナル版となるアニメーション映画『アラジン』(93)をはじめ、のちの続編「アラジン ジャファーの逆襲」や「アラジン完結編 盗賊王の伝説」(どちらもビデオのみ)、ゲームやディズニーシーのアトラクションに至るまで、ありとあらゆるジーニーを演じている日本の“Mr.ジーニー”だ。

【写真を見る】声優歴34年の山寺宏一が特別な思いを寄せるジーニーに魂を吹き込む
【写真を見る】声優歴34年の山寺宏一が特別な思いを寄せるジーニーに魂を吹き込む[c] 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

そんな山寺は「『アラジン』が実写化されると知った時から“どうしてもやりたい“と思っていたので嬉しくてたまりません!自分のやってるラジオでもリスナーから聞かれ“まだお話はいただいてませんが、こなかったら声優を辞めます!”といってたくらいです(笑)」とジーニーという役への思い入れを冗談交じりにコメントする。

さらに山寺は「自分なりの手応えも感じていましたが、なんと言っても“人から褒められるキャラクターNo.1”なんです!はじめて演じてから26年経つというのに、いまだに“やまちゃんの吹替えしたなかで、ジーニーが一番好きです”と言っていただくくことが多くて。なかなかジーニーを超えられない(笑)」とファンにとって山寺とジーニーは切っても切れない関係でであることを話すと、「ロビン・ウィリアムズがやりたい放題演じたジーニーを吹替えるのは本当に大変でした。だからこそ声優の難しさも楽しさも教えてくれたのがジーニーだったんです」と、アニメーション版のジーニーを演じ、2014年に惜しくもこの世を去った名優ロビン・ウィリアムズのおかげで声優業の礎を築くことができたからこそ、ジーニーは山寺にとって特別なキャラクターであることも明かした。

そして、本作でジーニー役を演じるのは、数多くの出演作で山寺が吹替えを担当するウィル・スミス。山寺にロビンとウィルという2人ジーニーの吹替えで特別に意識したことについて尋ねると「吹替えで重要なのは“オリジナルの役者がどんな芝居をしているかをいかに感じとるか”ですので、ロビン・ウィリアムズだからとかウィル・スミスだからで意識はしてないです」と語りつつも、「ウィル・スミスのジーニーも、もちろんユーモアに満ちたエンターテイナーなんですが、よりリアルで人間味あふれるキャラクターになっているんです!魔人なのに(笑)」と語り、マシンガンのように早口でまくし立てるロビンとはちょっと趣向を変えた新しいジーニーの秘密を少しだけ話してくれた。

文/編集部

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