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本物の列車を脱線させた『アンストッパブル』衝撃シーンに監督も自信満々

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本物の列車を脱線させた『アンストッパブル』衝撃シーンに監督も自信満々

危険物質を大量に積んだ無人列車が時速100kmを超す速度で突如暴走。しかもその先には、大勢の人々が暮らす人口密集都市があった。このままだと暴走列車が街に突っ込み、大惨事となってしまう。そう聞くと、まるで映画のストーリーようだが、これは2001年にアメリカで実際に起こった鉄道事故の話。そんな実話を基に、ハリウッド屈指のヒットメーカー、トニー・スコットが、大災害を阻止しようとする男たちの姿をスクリーンに完全再現した。それが1月7日(金)より公開となる『アンストッパブル』だ。

そんな本作の見どころの1つが、暴走する列車を止めるべく接近した別の列車が、誤って脱線してしまう事故シーンだ。トニー・スコット監督も「暴走列車はまるで怪物さ」と語るように、時速100kmで暴走する列車は他の列車を巻き込み、力任せに脱線させてしまうほど手がつけられない。その迫力のシーンを撮るために監督は「本物に勝るものはない」と考え、CGや模型を使わず、何と映画史上初となる本物の列車を使っての脱線シーンを撮り上げたのだ。

当然ながら、撮影は撮り直しができない一発勝負。入念な計算のもと、車、列車、ヘリコプターに全部で22台のカメラを設置して撮影を行った。さすがに22台はやりすぎだろうと思ってしまうが、トニー監督は「まずはその迫力を見てから言ってくれ」と、その映像に自信満々だ。

だが、そんな大迫力シーンでも、映画全体で見れば中盤のハイライトにすぎない。本作には、この大事故シーン以外にも、暴走する列車に主人公たちがヘリコプターから乗り移ろうとするシーンや、魔の急カーブに差しかかるクライマックスなど、手に汗握る見せ場がまだまだ控えている。いずれのシーンも極力CGを使わずに撮影されており、トニー監督も「本物のすごさを感じ取ってほしい」を語る。本物が醸し出す迫力は是非ともスクリーンで体感してもらいたい。【トライワークス】

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