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これからはポイントを活用して映画を観る時代!「ムビチケ当日券」&「映画GIFT」新サービス発表

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これからはポイントを活用して映画を観る時代!「ムビチケ当日券」&「映画GIFT」新サービス発表

「ムビチケ当日券」と「映画GIFT」のサービス開始で共に観客動員増を目指していく
「ムビチケ当日券」と「映画GIFT」のサービス開始で共に観客動員増を目指していく

「夫婦50割引」や、“カメラ男”が登場する劇場CMで知られる「盗撮防止キャンペーン」などの施策を行ってきた「映画館に行こう!」実行委員会と、デジタル映画鑑賞券「ムビチケ」を発行する株式会社ムービーウォ―カーが共同で新サービス「ムビチケ当日券」&「映画GIFT」をスタートさせることを発表し、5日、有楽町の東京會舘にて記者会見を開催。三木谷浩史(楽天株式会社代表取締役会長兼社長)、松岡宏泰(東宝株式会社常務取締役/「映画館に行こう!」実行委員会委員長)、五十嵐淳之(株式会社ムービーウォーカー代表取締役社長)が登壇した。

本日発表された「ムビチケ当日券」&「映画GIFT」は、「お手元のポイントを使っておトクに映画を観よう!」とコンセプトにした新しい“ポイ活”サービス。

ムビチケ当日券でおトクに映画を楽しめる
ムビチケ当日券でおトクに映画を楽しめる

「ムビチケ当日券」は、各作品の全国公開日の午前0時よりインターネットで購入できる映画作品券で、楽天ペイ、d払いなどの決済サービスを利用できる。また、ユーザーは購入時に表示される購入番号を使用して全国の映画館ウェブサイトから座席指定が可能になっている。

「映画GIFT」は、ムビチケ当日券を購入できるプリペイドコードで、各種ポイント、マイルからの交換や楽天ペイで決済が可能なサービスだ。映画GIFTの有効期間は6か月で、ユーザーはムビチケ当日券を購入する際にポイントの不足分をそのほかの決済方法で充当することも、失効前のポイントを映画GIFTに交換して将来の映画鑑賞に貯めておくことも可能になる。これによりユーザーは手持ちのポイントを有効利用する選択肢が広がり、楽天株式会社(楽天ペイ)、全日本空輸株式会社(ANAマイレージ)、そして株式会社Tポイント・ジャパン(Tポイント)などのサポート企業が展開する複数のポイントプログラムを組み合わせ、従来よりもっと身近かつおトクに全国の映画館で映画鑑賞が可能になるとのことだ。

楽天株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史
楽天株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史

記者会見では、まず始めに楽天株式会社の三木谷社長が登壇し、本事業のねらいについて説明。「楽天はこれまで楽天カード、楽天Edy、楽天ポイントカードと様々な支払いの手段を提供してきましたが、楽天スーパーポイントでこの画期的なサービスをサポートできることをうれしく思います。楽天グループの1億人の会員によるビックデータを使いながら、映画業界全体を盛り上げられるように頑張っていきたい」と述べ、楽天ペイでムビチケ当日券を購入すると、購入代金の15%をポイントバックするキャンペーンを予定していることを発表。The H Collective社と共同で進出していく映画配給にも強い意欲を見せた。

東宝株式会社常務取締役/「映画館に行こう!」実行委員会委員長の松岡宏泰
東宝株式会社常務取締役/「映画館に行こう!」実行委員会委員長の松岡宏泰

続いて「映画館に行こう!」実行委員会の松岡委員長が取り組みについて説明。「これまで映画館での鑑賞人口2億人を目標に、『夫婦50割引』や『盗撮防止キャンペーン』などに取り組んでまいりました。昨年、日本の映画興行は1億6900万人の動員を記録しており、映画人口2億人への新たな柱として、楽天、ドコモ、全日本空輸、Tポイント・ジャパンなど多くの協賛企業とポイント施策で協力し取り組んでいきます」。

本事業の新規性については、「これまでも個別の興行会社ではポイント交換サービスが有りましたが、全国の映画館で共通して利用できるものは初めてということになり、映画業界を活性化する大きな施策になりうると思っております」と説明し、「頻繁に利用しているお客さんはもちろんのこと、お手元のポイントを利用して、少し気軽に映画館に足を運んでいただき、映画館で映画を鑑賞する魅力に触れていただくチャンスだと思っております」と発展的なビジョンを述べた。

株式会社ムービーウォーカー代表取締役社長の五十嵐淳之
株式会社ムービーウォーカー代表取締役社長の五十嵐淳之

最後に、「ムビチケ」を発行する株式会社ムービーウォーカーの五十嵐社長が「ムビチケ当日券」と「映画GIFT」の概要や、ムビチケのシステムを利用するメリットについて述べた。「全国のほとんどの映画館で利用でき、シネコンに関しては100%カバーしております。公開日前日まで発売している料金がおトクなムビチケ前売券に加え、ムビチケ当日券ができることでお客様の選択肢が増え、映画館に足を運ぶきっかけが増えるのではないかと思っています」と、同社が掲げる“映画ファンを増やす”という目標と、本事業の目指す地点について力説した。

映画業界をあげて始動したこの施策によって、「映画館に行こう!」実行委員会が目標として掲げる“年間劇場での鑑賞者2億人超え”に向けて大きく前進したと言えるだろう。本サービスの開始日は7月9日(火)正午となっており、ANAマイレージとTポイントの利用は8月から可能となる予定だ。

取材・文/編集部

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