佐藤健らが「ドラゴンクエスト」の思い出を語る!“復活の呪文”システムに嘆き、懐かしむ|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
佐藤健らが「ドラゴンクエスト」の思い出を語る!“復活の呪文”システムに嘆き、懐かしむ

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佐藤健らが「ドラゴンクエスト」の思い出を語る!“復活の呪文”システムに嘆き、懐かしむ

7月16日(火)、映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(8月2日公開)のワールドプレミアがTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎ら豪華ボイスキャスト陣が登壇した。

小学生時代、佐藤健は「“はぐれメタル”をいかに倒すか」を考え続けていたそう
小学生時代、佐藤健は「“はぐれメタル”をいかに倒すか」を考え続けていたそう

1986年に第1作が発売されて以来、現在シリーズ累計の出荷・ダウンロード販売本数が7800万本を突破している国民的RPG『ドラゴンクエスト』。現在までに80を超えるシリーズ作品が発売されている中で、今も愛され続けているのが、1992年発売の『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』。『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は、このストーリーを原案に作り出したドラクエシリーズ初のフル3DCGアニメとなっている。

イベントに登場した佐藤は「ゲームなしでは今の自分はないくらい(ゲームが好き)。感動し過ぎて最後は立てなくなりました。この作品との出会いは特別。この気持ちを皆さんと早く共有したいです」と挨拶。

続けて有村は「女性も心から楽しめる作品になっています」、波瑠は「ドラクエというものを壊してしまわないかという不安もありましたが、(監督らの)温かい指導もあり、特別な時間が過ごせました」、ケンドーコバヤシは「(自分が演じた)サンチョって実は育てれば育てるほどめちゃくちゃ役に立つ男。そこを観られるのか、観られないのか、楽しみにしてほしい」とコメントした。

また、ドラクエの思い出を問われると、佐藤は「“はぐれメタル”をいかに倒すか。そこに尽きます。逃げるんです。いかに逃がさず倒すかに小学校の3年間は捧げましたね。大人に怒られないように、朝早くに起きて学校に行く前にゲームをしていました」と振り返り、坂口は「自分の感情に訴えかけてくるような作品を小さいころからやってきたんだなと思います。今回、声で参加できてうれしい。ヘンリーと聞いてクスッとなったけど、チャーミングなキャラクターなので、演じるのが楽しみでした」と話した。

そして山田は「ひと並みにプレイしてきたという熱い想いはあります」とアピール。ケンドーコバヤシは「一番最近の思い出は今朝になっちゃう。報酬目当てに頑張ってきました」と各々、ドラクエとの関わりを語った。

そんななか、井浦が「Vは壮大過ぎて、楽し過ぎて、ゲームやっていた当時のことはぼんやりとしか覚えていないんですけど、苦しい思い出のほうが確実に残っていて。初期のドラクエの“復活の呪文ミス”のほうが僕は覚えているくらい。呪文をノートに書いていたんですけど、どこか間違えていて次ができない。そこが一番のドラクエの思い出」と、当時の不満を明かすと、吉田も「一文字打ち間違えると次にいけない」と同調。「ものっすごい理不尽なシステム。間違えているところを直すのに、ひと晩かかっちゃったりした」と吉田が付け加えると、ケンドーコバヤシも「『冒険の書は消えてしまいました』という人生の終わりみたいな言葉が出るんです」と、このシステムが採用されていたころを懐かしんだ。

その後、本作の注目ポイントについて質問が飛ぶと、「ネタバレしちゃいけないのでそこを外しながらお伝えしなければいけないのですが。リュカの思いが熱くなっているところは、自分も同じ熱量になれると思うので注目してほしいです」と有村。波瑠は「リュカが心を決めてプロポーズをするところ。エンドロールもちゃんと観てほしい」と来場者にアドバイス。このワールドプレミアの様子は、全国57劇場に向けて生中継された。

取材・文/平井 あゆみ

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