【今週の☆☆☆】人気コミックの実写化第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』、殺人人形の恐怖を描く『チャイルド・プレイ』など週末観るならこの3本!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
【今週の☆☆☆】人気コミックの実写化第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』、殺人人形の恐怖を描く『チャイルド・プレイ』など週末観るならこの3本!

コラム

【今週の☆☆☆】人気コミックの実写化第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』、殺人人形の恐怖を描く『チャイルド・プレイ』など週末観るならこの3本!

Movie Walkerスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。夏休みもスタートする、本日19日から今週末の公開作品をピックアップ。窪田正孝&松田翔太共演の人気コミックの実写化第2弾、殺人人形“チャッキー”の新たな恐怖を描く人気ホラー最新作、高良健吾のストーカーぶりを応援(?)したくなるサスペンスなど、バラエティーあふれる作品ばかり!

週末に観てほしい映像作品3本を、MovieWalkerに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!
週末に観てほしい映像作品3本を、MovieWalkerに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

独自のワールドを展開する松田翔太のなりきりぶりは圧巻!『東京喰種 トーキョーグール【S】』(7月19日公開)

【写真を見る】松田翔太が原作屈指の人気キャラ、月山習を振り切った“変態”ぶりで演じる(『東京喰種 トーキョーグール【S】』)
【写真を見る】松田翔太が原作屈指の人気キャラ、月山習を振り切った“変態”ぶりで演じる(『東京喰種 トーキョーグール【S】』)[c]2019「東京喰種【S】」製作委員会 [c]石田スイ/集英社

人を捕食する亜人種・喰種が生きる世界を描いた人気コミックの実写化第2弾。人間と喰種のハーフであるカネキに、快楽のため捕食を繰り返す“美食家”月山が目をつける。吸血鬼やゾンビに通じる習性を持つ喰種だが、人を喰わないと生きられない彼らの内面にスポットを当てているのがポイント。素性を隠して暮らすマイノリティの苦悩が共感を呼ぶ。カネキと対照的に喰種であることを楽しんでいるのが月山で、二人の確執が本作のキモ。過激なアクションに加え、地味で内気なカネキを演じる窪田正孝とトリッキーな言動で独自のワールドを展開する月山役の松田翔太のなりきりぶりは圧巻!コミック原作映画ならではの魅力が味わえる快作だ。(映画ライター・神武団四郎)

スマートスピーカーの進化の先にあるAIの暴走的な要素が加えられた『チャイルド・プレイ』(7月19日公開)

友だちのいない少年、アンディは“バディ人形”という最新ロボットに“チャッキー”と名づけるが…(『チャイルド・プレイ』)
友だちのいない少年、アンディは“バディ人形”という最新ロボットに“チャッキー”と名づけるが…(『チャイルド・プレイ』)[c]2019 Orion Releasing LLC. All Rights Reserved. CHILD’S PLAY is a trademark of Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.

1988年に公開され大ヒットし、シリーズ化もされたホラー映画の傑作『チャイルド・プレイ』のリメイク版。一人ぼっちの少年アンディは、ハイテク高性能人形をプレゼントされる。自らをチャッキーと名乗るその人形は親友をほしがるアンディの望みを歪んだ形で受け止め、恐ろしい方向へと豹変していく。旧作では殺人鬼の魂が宿った人形が襲い来るという設定だったチャッキーが、本作では暴力的な行動や思考のリミッターが外されたAI搭載型人形へと変更。スマートスピーカーの進化の先にあるAIの暴走的な要素が加えられることで、旧作の展開やキャラ配置を踏襲しながらも現代にも通じるSFホラー的な要素を含めたアップデート作品という仕上がりになっている。また『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(17)の製作陣らしいジュブナイル要素も加わり、恐ろしい体験をした少年とその友人たちの成長物語としても楽しむことができる。(映画ライター・石井誠)

マゾヒスティックなまでの思いの強さに、胸を打たれる『アンダー・ユア・ベッド』(7月19日公開)

孤独な男の歪んた愛の行方は…?(『アンダー・ユア・ベッド』)
孤独な男の歪んた愛の行方は…?(『アンダー・ユア・ベッド』)[c]2019映画「アンダー・ユア・ベッド」製作委員会

ホラーイメージの強い監督、安里麻里が、大石圭の同名小説を映画化。唯一、自分の名前を呼んでくれた女子を11年も思い続ける、存在感の薄い三井直人を、高良健吾が熱演。募る思いを抑えられず、最愛の女性・佐々木千尋の住む街を訪ねた彼は、まるで別人となった彼女の姿に驚く。ステキな笑顔はなぜ消えたのか――。純粋な思いは暴走し、近所に越し、ついには自宅へ侵入。夫のDVを疑い、何時間も居座る覚悟と用意周到さでベッドの下に潜り込むなんて、変態だし、狂気の沙汰。だが、高良の澄んだ瞳に宿る悲しみに、とても“ストーカー”と一言では片づけられず、彼の“純愛”をいつしか応援している自分に驚くハズ。彼女の性生活や秘密を聞き続けるマゾヒスティックなまでの思いの強さに、胸を打たれてしまう!終盤の“驚きの真実”の出し具合も絶妙。(映画ライター・折田千鶴子)



週末に映画を観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!

構成/トライワークス

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