奥深き“ピンク映画の世界”…“R15”と“R18”でタイトルがまるっきり違うのはなんで?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
奥深き“ピンク映画の世界”…“R15”と“R18”でタイトルがまるっきり違うのはなんで?

コラム

奥深き“ピンク映画の世界”…“R15”と“R18”でタイトルがまるっきり違うのはなんで?

Netflixで配信され、大きな話題を集めている「全裸監督」。本作はAV業界の盛り上がりを描いているが、このAV旋風により追いやられていったのが“成人映画”だ。現在では成人映画館が都内にもわずか数館と、多くの人にとっては手が出しづらくなってしまったが、そんな世界を楽しむことができるイベントが開催されている。

【写真を見る】ピンク映画のR15+版とR18+版のタイトルの違いがおもしろい!(『スナックあけみ』)
【写真を見る】ピンク映画のR15+版とR18+版のタイトルの違いがおもしろい!(『スナックあけみ』)[c]OP PICTURES

まるっきり異なるものまで!R15+とR18+の違いがおもしろい!

9月5日(木)まで、テアトル新宿にて行われている“ピンク映画の祭典”「OP PICTURES+フェス2019」。日本で最初のピンク映画『肉体の市場』(62)を配給した大蔵映画から派生した「OP PICTURES」が、より幅広い層に作品を楽しんでもらうために、往来のR18+作品とは別にR15+版として製作するプロジェクトが「OP PICTURES+」だ。2015年から始まり、5回目の開催となる今年は、全15本のR15+バージョンを上映する。

『平成風俗史』のR18+タイトルは『平成風俗史 あの時もキミはエロかった』
『平成風俗史』のR18+タイトルは『平成風俗史 あの時もキミはエロかった』[c]OP PICTURES

このR18+版とR15+版には、規制の面で様々な違いがあるが、なかでも目につくのがタイトル。例えば『スナックあけみ』が、R18+では『スナックあけみ 濡れた後には福来たる』という似たパターンもあれば、『劇場版・悦楽クリニック!凛子の淫らな冒険』が、R18+では『性感治療 股ぐらの処方箋』というなんとなく共通性を感じさせるもの、さらには『長崎家の崩壊』がR18+で『田園日記 アソコで暮らそう』という“まるっきり違うじゃないか!”とツッコミたくなるようなものまであるのだ。

『死にたくなるよと夜泣くタニシ』のR18+タイトルは『牝と淫獣 お尻でクラクラ』
『死にたくなるよと夜泣くタニシ』のR18+タイトルは『牝と淫獣 お尻でクラクラ』[c]OP PICTURES
■OP PICTURES+フェス2019
日程:8月23日(金)〜9月5日(木)
会場:テアトル新宿
URL:http://www.okura-movie.co.jp/op_pictures_plus/
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