イベント 2019/8/28 18:30

キャラクター＆ホビーの祭典「C3AFA TOKYO 2019」開催！「Gレコ」声優・佐藤拓也「カバンには第2部の台本が入っています！」＜写真30点＞

『SHIROBAKO』Pが語るクライマックス「ヤバいくらいカロリーが重め」

2014年～15年にかけて放送され、2020年に劇場版の公開が予定されている「SHIROBAKO」のトークイベント、「劇場版『SHIROBAKO』制作会議(仮) Vol.2も開催。アニメーションの制作現場を舞台に、制作進行の宮本あおいと彼女が高校時代の「アニメーション同好会」のメンバー4人を中心とした働く人々の群像劇で、安原絵麻役の佳村はるかが司会を務め、坂木しずか役の千菅春香、今井みどり役の大和田仁美、P.A.WORKSの堀川憲司プロデューサー、インフィニットの永谷敬之プロデューサーが登壇した。

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一通りの挨拶や作品紹介が行われた後、トークテーマが劇場版の現在の制作状況に。登壇者それぞれの目が泳ぐ中、堀川が「毎週制作会議をしているのですが、“順調”よりも少しピリピリしてきたかな、という感じです」と回答。続けて、「アフレコは一旦終わったんですけど、クライマックスの絵コンテがまだ上がっていない状態でした。それがようやく上がりまして、ただそれを読ませてもらったところだと、終わらないんじゃないかなぁ…(笑)」と苦笑。

それに対して、永谷が「ヤバいくらいカロリーが重めでしたね(笑)。そもそも、この劇場版が全体的にカロリー高いと思うのですが、現場の意見としてはどうですか？」と再度尋ねると、堀川が「シーンごとに高いところはありますが、そこはメリハリをつけてやっていこうと。クライマックスはシナリオ段階でもぼかしてあったところで、『僕らはどこへ向かえばいいのか』と水島(努)監督はずっと悶々としていました。監督が答えを探りながらやっていた中で、『これが私の答えです』と出していただいたものがとてもハードだったのです。でも、それを何とか形にするのが“ムサニ”です！」と力強く回答。劇中に登場する武蔵野アニメーション(通称“ムサニ”)のような、リアルな現場の状況を明かしてくれた。

『SHIROBAKO』声優陣がキャラクターの成長や変化を語る

劇場版『SHIROBAKO』ではテレビシリーズの4年後の物語が描かれる。佳村、千菅、大和田が演じたキャラについて言及し、脚本家志望でみどり役の大和田が「放送当時のみどりは、脚本家になりたいという気持ちの葛藤があったと思います。本作では、4年経ってこその悩みがあったりとか、ちょっぴり大人になったんだなと思いました」と時間の経過を感慨深げに思い返す。新人声優のしずかを演じていた千菅も「4年前は、なかなか思うように仕事を掴むことができない姿が描かれていたんですけど、本作ではステップアップしたところが観られます。『松亭』を辞めていたのが、一番頑張ったなと感じました！」と、しずかがアルバイト先の居酒屋を辞め、順調に声優の道を進んでいることを喜んでいるようだ。

そしてMCの佳村がアニメーターの絵麻について「実は、絵麻、ムサニを出ました！」と衝撃の発言。続けて、「辞めたというわけではなく、元々、絵麻はムサニ所属ではなかったんですよね？」と尋ねると、堀川が「今まではフリーランスという形でムサニの机を借りていたのですが、原画マンとして一人前になり、いろんな会社からも仕事がもらえる立場になったということです」と捕捉。それぞれのキャラクターに様々な成長や変化があることが説明された。