【今週の☆☆☆】ディカプリオ&ブラピの初共演作やトールキンの作家デビュー前を描いたドラマなど、週末観るならこの3本!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
【今週の☆☆☆】ディカプリオ&ブラピの初共演作やトールキンの作家デビュー前を描いたドラマなど、週末観るならこの3本!

コラム

【今週の☆☆☆】ディカプリオ&ブラピの初共演作やトールキンの作家デビュー前を描いたドラマなど、週末観るならこの3本!

Movie Walkerスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。今回は、8月の最終日と映画好きにうれしいファーストデーも重なった、8月30日から今週末の公開作品をピックアップ。鬼才タランティーノの最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や、「ロード・オブ・ザ・リング」原作者の青春時代を描いたドラマ、自殺願望のある青年と崖っぷちの殺し屋が白熱バトルを繰り広げるサスペンス・コメディなど、バラエティあふれる作品ばかり!

週末に観てほしい映像作品3本を、MovieWalkerに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!
週末に観てほしい映像作品3本を、MovieWalkerに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

ディカプリオ&ブラピだけじゃない!M・ロビーが絶妙にイイ!『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(8月30日公開)

【写真を見る】シャロン・テートにも勝る!?マーゴット・ロビーが最高にかわいい!(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)
【写真を見る】シャロン・テートにも勝る!?マーゴット・ロビーが最高にかわいい!(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)

多くの作品で映画愛を語ってきた鬼才タランティーノが、より直接的に映画への愛と敬意を謳い上げた。映画の都ハリウッドが舞台となっているだけに、それも当然といえば当然。1969年、落ち目の西部劇スターが、親友でもある専任スタントマンに助けられながらキャリア再浮上のために奔走。女優シャロン・テート殺害事件の実話を中心に置きつつ、フィクションならではのファンタジーへと昇華した『イングロリアス・バスターズ』(09)的な構図がビシっと決まる。ディカプリオ&ブラピのスター共演はもちろん魅力的だが、シャロン役のマーゴット・ロビーが光っているのがイイ。映画女優をキュートに見せているからこそ、タラの映画愛ははつらつとした輝きを放つのだ。(映画ライター・有馬楽)

ファンタジー作家J・R・R・トールキンの青年期をつづる『トールキン 旅のはじまり』(8月30日公開)

“秘密クラブ”を結成!青年トールキンの鮮やかな日々が甦る(『トールキン 旅のはじまり』)
“秘密クラブ”を結成!青年トールキンの鮮やかな日々が甦る(『トールキン 旅のはじまり』)[c]2019 Twentieth Century Fox

『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』シリーズの原作者で、英国を代表するファンタジー作家J・R・R・トールキンの伝記映画。12歳で孤児となったトールキンは、かけがえのない友人たちや同じ境遇の少女との出会いを通し人生で大切なものを学んでゆくが…。映画で描かれるのは、不遇な少年時代から第一次世界大戦での過酷な日々、つまり作家デビュー以前の姿。友情や無償の愛、何かを成し遂げる大切さなど、彼の作品に共通する要素がどのように形成されたのかに焦点を当て、共感度の高い青春ドラマに仕立てている。過去と現在を行き来する構成や、心象描写としてドラゴンや邪悪な騎士を登場させるといったスパイスにより、エンタメ作として楽しめるのもポイントだ。(映画ライター・神武団四郎)

追いつめられた青年&落ち目な殺し屋の運命とは…『やっぱり契約破棄していいですか!?』(8月30日公開)

“死にたい小説家”ウィリアムは殺し屋と「1週間以内に殺してもらう」契約を結ぶが…(『やっぱり契約破棄していいですか!?』)
“死にたい小説家”ウィリアムは殺し屋と「1週間以内に殺してもらう」契約を結ぶが…(『やっぱり契約破棄していいですか!?』)[c]2018 GUILD OF ASSASSINS LTD

人生に絶望して死を決意したものの、7度の自殺にすべて失敗。そんな小説家志望の青年ウィリアムが契約を結んだ相手は、落ちぶれて引退の危機迫るベテランの殺し屋レスリーだった…!何をやっても“死にきれない”若者と、ノルマを達成するために誰かを“殺したい”老暗殺者の奇妙な関係を描いた本作は、ブラックユーモアとペーソスたっぷりのイギリス製コメディ。ウィリアムの珍妙な自殺未遂歴や、レスリーがカタログ付きで解説する多彩な暗殺の手法など、ユニークな趣向を凝らしたエピソードが満載。死という暗い題材を扱いながらも、生きる理由を探し求めて皮肉な運命と格闘する2人の主人公の姿が、ハートフルな笑いと共感を誘う1本だ。(映画ライター・高橋諭治)



週末に映画を観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!

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