『アナベル 死霊博物館』公開記念!“死霊館ユニバース”の時系列はこうつながっている!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『アナベル 死霊博物館』公開記念!“死霊館ユニバース”の時系列はこうつながっている!

コラム

『アナベル 死霊博物館』公開記念!“死霊館ユニバース”の時系列はこうつながっている!

『アナベル 死霊博物館』は9月20日(金)公開
『アナベル 死霊博物館』は9月20日(金)公開

ヒットメイカー、ジェームズ・ワン監督によって生み出され、世界的なヒット作となった『死霊館』(13)。そのユニバースは、多種シリーズの進行によって急激に広がりつつある。そしてこの秋、ユニバース最新作『アナベル 死霊博物館』(9月20日公開)が登場。地下室に厳重に封印&保管されていたはずの呪われた人形アナベルが、3人の少女を恐怖のどん底に陥れる!本稿では、そんな“死霊館”ユニバースをおさらい。時間軸やキャラクターのリンクを整理しつつ、新たな恐怖に臨もう!

 

“死霊館ユニバース”とは?

【写真を見る】『死霊館』ユニバースのアイコン、アナベル人形は『アクアマン』にもカメオ出演!
【写真を見る】『死霊館』ユニバースのアイコン、アナベル人形は『アクアマン』にもカメオ出演!

『死霊館』シリーズを核とする連作。アンティーク人形アナベルの恐怖を描く『アナベル』シリーズや、悪魔のシスター、ヴァラクの暴走が展開する『死霊館のシスター』など、『死霊館』シリーズに出てきたキャラが登場する。

 

【死霊館ユニバース 全作品リスト】

■『死霊館』(13) 監督:ジェームズ・ワン

■『アナベル 死霊館の人形』(14) 監督:ジョン・R・レオネッティ

■『死霊館 エンフィールド事件』(16) 監督:ジェームズ・ワン

■『アナベル 死霊人形の誕生』(17) 監督:デヴィッド・F・サンドバーグ

■『死霊館のシスター』(18) 監督:コリン・ハーディ

■『ラ・ヨローナ ~泣く女~』(19) 監督:マイケル・チャベス

■『アナベル 死霊博物館』(19) 監督:ゲイリー・ドーベルマン

 

“死霊館ユニバース”はこうつながっている!

ユニバースで起きた心霊事件を時系列で辿る。共通の登場人物の多くない作品群をつなぐのは、アナベルや悪魔ヴァラクなのだ!

※【死】【ア】はそれぞれ『死霊館』シリーズ、『アナベル』シリーズでの出来事を指す

 

■1673年 ラ・ヨローナの心中事件【死】

メキシコの田舎町に暮らす人妻マリアは夫の不貞に絶望し、最愛の息子たちを川に沈めて殺害。さらに後悔の念にさいなまれて自害し、その霊がラ・ヨローナと化す。(『ラ・ヨローナ ~泣く女~』)

 

■1863年 ジェドソン・シャーマンの妻バスシーバが自殺【死】

現米ロードアイランド州の農家ジェドソン・シャーマンの屋敷で、悪魔崇拝で心を蝕まれ赤子を殺そうとした妻バスシーバが自殺。この家に住む者を呪う悪霊となった。(『死霊館』)

 

■1945年 人形師サミュエル・マリンズの娘ビーが事故死【ア】

人形職人のサミュエル(アンソニー・ラパリア)の眼前で愛娘ビーが死亡。悲しみは癒えず、ビーの幻影と引き換えに、彼は人形に悪魔の居場所を与えてしまう。(『アナベル 死霊人形の誕生』)

娘を失った人形職人が、人形に悪魔の居場所を与えてしまう『アナベル 死霊人形の誕生』
娘を失った人形職人が、人形に悪魔の居場所を与えてしまう『アナベル 死霊人形の誕生』

 

■1952年 ルーマニア聖カルタ修道院で悪魔ヴァラクが復活【死】

修道女が首を吊って自殺し、バチカンは調査のため、バーク神父(デミアン・ビチル)と見習い修道女アイリーン(タイッサ・ファーミガ)を派遣。彼らは、戦争の爆撃により封印から解き放たれた悪魔シスター・ヴァラクと対峙する。(『死霊館のシスター』)

悪魔ヴァラクが登場する『死霊館のシスター』
悪魔ヴァラクが登場する『死霊館のシスター』

 

■1957年 聖ユースタス女子孤児院のシスターと孤児がマリンズ宅へ【ア】

マリンズ邸の空き部屋で暮らすことになった、女子孤児院の少女6人とシスター。好奇心旺盛な彼女たちは、アナベル人形の封印を解いてしまう。その霊は脚が不自由な少女ジャニス(タリタ・ベイトマン)の心の弱みに付け込もうとしていた。(『アナベル 死霊人形の誕生』)

アナベルシリーズ第2弾『アナベル 死霊人形の誕生』
アナベルシリーズ第2弾『アナベル 死霊人形の誕生』

 

※※このキャラに注目!※※ ジャニス(『アナベル 死霊人形の誕生』)

悪魔に憑かれたジャニスはラストでヒギンズ夫妻に引き取られ、自らアナベルと名乗る。後に彼女は養父母を殺害することに。

『アナベル』シリーズ1作目と2作目をつなぐキャラクター、ジャニス
『アナベル』シリーズ1作目と2作目をつなぐキャラクター、ジャニス

 

■1961年 後にエンフィールド事件を引き起こすウィルキンスが死亡【死】

ロンドンのエンフィールドで72歳の老人ビル・ウィルキンスがひとりがけのソファに座ったまま死亡。その霊は悪魔につかまり、成仏できずにいた。(『死霊館 エンフィールド事件』)

 

■1969年 アナベルとなったジャニスが養父母を惨殺【ア】

サンタモニカに住むヒギンズ夫妻が養女アナベルに殺される。彼女は警官に射殺されるが、その霊は隣家フォーム夫妻の人形に憑依。(『アナベル 死霊館の人形』)

アナベルシリーズ第1作『アナベル 死霊館の人形』
アナベルシリーズ第1作『アナベル 死霊館の人形』

 

■1969年 フォーム夫妻がアナベル人形による怪異にさらされる【ア】

ヒギンズ夫妻の若き隣人フォーム夫妻は、隣家の忌まわしい事件以来、怪現象に悩まされていた。諸悪の根源は自宅のアンティーク人形。それは夫妻のみならず、生まれたばかりの赤子の命をも脅かす。(『アナベル 死霊館の人形』)

 

■1970年 ウォーレン夫妻がモーリスの悪魔祓いに立ち会う【死】

夫妻が農夫モーリスの悪魔祓いに参加、妻ロレイン(ヴェラ・ファーミガ)がヴァラクと初遭遇。モーリスはルーマニアの修道院でヴァラクと戦った過去がある。(『死霊館』ほか)

 

■1971年 ハリスヴィルでウォーレン夫妻がバスシーバと戦う【死】

米ロードアイランド州の古い邸宅に移り住んだペロン夫妻と5人の娘を超常現象が襲う。それは、この屋敷を呪ったバスシーバの悪霊の仕業だった。調査に当たったウォーレン夫妻はバスシーバの撃退に成功する。(『死霊館』)

全てはここから! 実話を基にしたジェームズ・ワン監督の『死霊館』
全てはここから! 実話を基にしたジェームズ・ワン監督の『死霊館』

 

■1971年 アナベル事件発生人形がウォーレン夫妻の博物館に【ア】

怪現象に怯える看護師に相談されたウォーレン夫妻は、その原因のアナベル人形を回収。お祓いされ、夫妻の屋敷の地下保管庫に封印された。(『死霊館』『アナベル 死霊博物館』)

『死霊館』でアナベル人形はお祓いされ、ウォーレン夫妻宅の地下に封印されたはずだったが…
『死霊館』でアナベル人形はお祓いされ、ウォーレン夫妻宅の地下に封印されたはずだったが…

 

■1972年 両親の留守中にジュディがアナベルと対峙【ア】

ウォーレン夫妻の屋敷を訪れた、心霊現象に興味を抱くダニエラがアナベル人形の封印を解いてしまった。母から霊視能力を受け継いだジュディは両親が不在の夜、シッターのメアリー・エレンと共に、アナベルの暴走に立ち向かう。(『アナベル 死霊博物館』)

『アナベル 死霊博物館』ではウォーレン夫妻の娘がアナベルに立ち向かう
『アナベル 死霊博物館』ではウォーレン夫妻の娘がアナベルに立ち向かう

 

■1973年 LAのソーシャルワーカー母子をラ・ヨローナが襲う【ア】

米LAで、母による虐待疑惑で施設に収容されたメキシコ移民の兄弟が川で不審死を遂げる。それは悪霊ラ・ヨローナの仕業。彼女の次の毒牙は、シングルマザーのソーシャルワーカー、アンナ(リンダ・カーデリーニ)と子供たちに向けられる。(『ラ・ヨローナ ~泣く女~』)

シリーズでは最も“つながり”が薄い『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』
シリーズでは最も“つながり”が薄い『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』

 

※※このキャラに注目!※※ ペレズ神父

『アナベル 死霊館の人形』『ラ・ヨローナ ~泣く女~』2作品に登場。『アナベル 死霊館の人形』で神父はフォーム夫妻を助けようとして重傷を負う。以来、悪霊の存在を信じ、『ラ・ヨローナ ~泣く女~』でアンナに呪術師を紹介する。

『ラ・ヨローナ〜』のペレズ神父は、『アナベル 死霊館の人形』にも登場
『ラ・ヨローナ〜』のペレズ神父は、『アナベル 死霊館の人形』にも登場

 

■1976年 アミティヴィル事件【死】

NY州アミティヴィルの呪われた屋敷で、ウォーレン夫妻は降霊実験に立ち会う。ロレインはその地下室でシスター・ヴァラクと再び遭遇する。(『死霊館 エンフィールド事件』)

 

■1977年 エンフィールドで夫妻とヴァラクが激突【死】

英エンフィールドの邸宅に越してきたシングルマザー、ペギー(フランシス・オコナー)と4人の子がポルターガイスト現象に悩まされる。渡英して調査したウォーレン夫妻は霊的なものが原因ではないと判断。やがてロレインは、全ての元凶のヴァラクと対決!(『死霊館 エンフィールド事件』)

『死霊館 エンフィールド事件』でロレイン・ウォーレンはヴァラクと対決
『死霊館 エンフィールド事件』でロレイン・ウォーレンはヴァラクと対決

 

2020年9月全米公開の『死霊館3(仮)』舞台は80年代?

『死霊館』のシリーズ第3作は撮影進行中で、2020年9月の全米公開を予定。監督は前2作のジェームズ・ワンから『ラ・ヨローナ ~泣く女~』のマイケル・チャベス(写真)に交代。ウォーレン夫妻が調査した、狼男を扱った作品になると噂されている。

『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』を演出中の新鋭チャベス監督
『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』を演出中の新鋭チャベス監督

【DVD&動画配信でーた編集部】

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