上白石萌音、山崎紘菜とのダブル主演作でまさかのトラブル!「悪口のストレスで湿疹が…」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
上白石萌音、山崎紘菜とのダブル主演作でまさかのトラブル!「悪口のストレスで湿疹が…」

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上白石萌音、山崎紘菜とのダブル主演作でまさかのトラブル!「悪口のストレスで湿疹が…」

『君の名は。』(16)でヒロインの三葉役を担当した上白石萌音と、『モンスターハンター』(2020年公開)でハリウッドデビューが決まっている山崎紘菜。ともに2011年に行われた第7回「東宝シンデレラ」オーディション出身の2人がダブル主演を務めた『スタートアップ・ガールズ』(公開中)の公開記念舞台挨拶が7日、TOHOシネマズ日比谷にて開催。上白石と山崎に加え、挿入歌を担当したXAI、メガホンをとった池田千尋監督が登壇した。

本作は“スタートアップ”をテーマに、正反対の女性2人がぶつかり合いながらビジネスパートナーとして進化していく姿を描いた物語。自由奔放で天才的な大学生起業家の小松光と、大企業に勤める安定志向の南堀希は、ひょんなことから小児医療遠隔操作で診察をする新プロジェクトのビジネスパートナーになってしまう。正反対な性格の光の身勝手な言動に振り回される希は、光を信じることができず、次第に仕事は行き詰まっていくことに…。

光を演じた上白石は「無事に昨日公開されまして、みなさんの元に届いたんだなという実感を、いまようやく得たところです」と公開を迎えた喜びを語ると「撮影中からプロモーション、今日の公開までずっと隣に紘菜ちゃんがいたので、いま振り返るとなんて楽しくて尊い日々だったんだろうと。お互い中学生と高校生の時から知っているので、その時から心強いお姉ちゃんとして隣にいてくれる存在。ありがたいし、大好きだなと思います」と山崎への想いを告白。

一方で山崎も「撮影が1年以上前のことで、当時は萌音も髪がピンクで、私も髪の毛が短くて、こんなに少しの変化ですけど月日の流れを感じたり、これだけ温めてきたものがついに公開できたということで、ここまで導いてくださった方々みなさんに感謝しています」とコメント。さらに上白石は、第8回「東宝シンデレラ」オーディションでアーティスト賞を受賞したXAIについて「XAIちゃんは私たちにできた初めての後輩。この場に一緒に立てることが、“スタートアップ新時代の胎動”という感じで本当に嬉しいです」と、XAIが歌う挿入歌「スリープ(Covered by XAI)」の歌詞にかけて語った。

感情的な光という役柄を演じるにあたってかなり苦労をしたという上白石は「私は普段は省エネな生活を送っていて、怒ったりとか喧嘩したりとか面倒臭くてやらないタイプなんです。でも光は真正面から人とぶつかって罵倒して、人に汚い言葉を使うと監督が決まって『もっとやれ!』って言うんです」と撮影を振り返り「そのシーンを撮り終わって家に帰ったら、人に悪口を言うストレスで湿疹が出ていました」と衝撃のエピソードを明かす。

それを聞いて「ごめんね…」と申し訳なさそうな表情を見せた池田監督は「光はものすごいパワーを必要とする役。自分の限界を萌音ちゃんは考えていなくて、自分という枠をどうしたら飛び出せるのかをものすごく考える役者さん。たぶんそれが湿疹に繋がったんだと思います」と上白石のストイックさを称えた。

そんな中、MCから「もし2人の役柄が入れ替わったら?」と訊かれると、上白石と山崎は声を揃えて「やってみたいです!」と乗り気な様子で、山崎は「光の目線を人よりも上にしたいという監督の意向で、萌音ちゃんは段差を登ったり常に私より高くいるのを意識して演じていたけど、その面はすごく楽だな。段差乗らなくても大丈夫だと思います」と語る。すると池田監督は「この2人はこの身長差がものすごく魅力。あえて萌音ちゃんを上に上にとやっていたけれど、逆になったら今度どうなるんだろうねって面白さはありますね」と楽しそうな表情。すると上白石は「湿疹ができたら言ってね、薬あるから」と山崎に優しく囁きかけ、会場の笑いを誘った。

取材・文/久保田 和馬

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