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“寅さん”最新作が中学生以下100円に!業界初のキャンペーンが決定

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“寅さん”最新作が中学生以下100円に!業界初のキャンペーンが決定

今年で第1作の公開から50周年を迎える国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の22年ぶりとなる50作目の最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が12月27日(金)から公開される。このたび本作の公開に際し、中学生以下の子どもたちに向けた業界初のキャンペーンが実施されることが決定した。

それは、松竹マルチプレックスシアターズの劇場(そのほかの上映劇場は現在交渉中)で中学生以下の入場料が100円になるというもの。現代の子どもたちに“生きていくことのすばらしさ”を伝えたい、“生きるヒント”を与えてくれる寅さんを観てもらいたいという、未来への願いを込めて実施されるとのこと。

本キャンペーンについて山田洋次監督は「先行き不透明で重く停滞した気分のこの時代を窮屈に生きる子どもたちにこそ、『男はつらいよ』を知らないであろう彼らにこそ、『生まれてきて良かったなぁって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃないのか』と優しく語りかけてくれる寅さんの存在や言葉を知ってほしい。そして、自由にのびのびと生きることの素晴らしさを大笑いしながら感じてくれたら、と心から願っています」とコメント。

また先日、本作のメインキャストのなかで唯一前作の公開後に生まれた、まさに“寅さんを知らない世代”の桜田ひよりが演じるユリの姿を写した場面写真が解禁されている。寅さんの甥である満男の一人娘を演じた桜田は「Seventeen」の専属モデルとしてティーンから絶大な人気を集めながら、女優としても大活躍。先日放送されたスペシャルドラマ「磯野家の人々〜20年後のサザエさん〜」では、“幻の8人目の家族”であるフグ田ヒトデ役を演じ注目を集めたことも記憶に新しい。

そんな桜田は本作で山田組に初参加。撮影に臨むにあたり山田監督からは「変に作り込むのではなく、自然体で来てください」というアドバイスを受け、安心して役に臨むことができたという。群雄割拠の若手女優界で随一の演技力を誇る桜田が、家族思いで心優しいユリをどのように演じているのか。「男はつらいよ」の新たな一員としてその存在感を放つ演技から目が離せなくなりそうだ!

文/久保田 和馬

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