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瑛太と松田龍平、4度目の共演で「共同生活をしてもうまくいきそう」

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瑛太と松田龍平、4度目の共演で「共同生活をしてもうまくいきそう」

累計50万部を突破している三浦しをんの直木賞受賞小説を映画化した『まほろ駅前多田便利軒』(4月23日公開)の完成披露試写会が4月7日、新宿ピカデリーで開催された。瑛太、松田龍平、大森立嗣、子役の横山幸汰が舞台挨拶で登壇。4度目の共演となる瑛太と松田は、和やかな雰囲気で撮影エピソードなどを語った。

『まほろ駅前多田便利軒』の舞台は、東京郊外のまほろ市(架空の街)。便利屋を営む多田啓介(瑛太)と、彼のところに転がり込む同級生の行天春彦(松田龍平)というふたりのバツイチ30代男が、便利屋の仕事を通して、色々な人と出会っていく。小説は既に外伝「まほろ駅前番外地」が刊行され、続編「まほろ駅前狂騒曲」の連載も始まった人気シリーズだ。

まずは、多田役の瑛太が「本当に良い作品ができました。楽しんでいってください」と力強く挨拶すると、行天役の松田は「こういう時に映画を公開できること、その意味を感じています」と真剣な表情で語った。

ふたりの共演は『青い春』(02)、『ナイン・ソウルズ』(03)、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07)に続き、本作で4度目となる。瑛太は「元から友達ってこともありますが、最後まで緊張感があって、なおかつお芝居を楽しめました」と語ると、松田も「瑛太とやったことで生まれた雰囲気が映画に出ていると思います」と手応えを感じた様子だ。また、大森監督も「ふたりが作る空気感が本作の一番の見どころです」とアピールした。子役の横山幸汰は「(ふたりが)撮影中にサッカーやゲームをやってくれてとても嬉しかったです」と笑顔で話した。

多田と行天は共同生活をするという設定だが、実際に瑛太と松田は一緒に住めるか?という質問に対して、瑛太は「意外と大丈夫かもしれない。掃除も皿洗いも結構好きだと聞くので。料理とかも作ってもらって、良い共同生活ができそう」とまんざらでもない様子だった。松田も「瑛太はしっかり者だから、分担とかしてうまくいくんじゃないかな」と言い、ふたりの仲の良さがコメントからも伝わってきた。

最後に瑛太はこう締めくくった。「今、日本が大変な状況にあると思いますが、東京にいる皆さんに映画を見ていただいて、盛り上げていってほしいです。こういったエンターテインメントが落ち込まないようにというか、暗くならないように皆さんで盛り上げていきましょう」。

全くタイプの違う多田と行天の男どうしの凸凹コンビの楽しさはもちろん、“人生、やり直しがきくのか?”というパンチの強いテーマは、見終わった後、爽やかな余韻を呼ぶ。元気と希望をもらえる本作を見に、是非みんなで劇場へ行こう。【Movie Walker/ 山崎伸子】

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