ダニエル・クレイグが愛され“紳士探偵”に！『ナイブズ・アウト』場面写真解禁
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)のライアン・ジョンソン監督が自らのオリジナル脚本を映像化した『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』が、2020年1月31日(金)より公開される。このたび、「007」シリーズのジェームズ・ボンド役でお馴染みのダニエル・クレイグ演じる主人公、名探偵ブノワ・ブランの場面写真が解禁となった。
ライアン・ジョンソン監督が“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーに捧げ脚本を執筆した本作では、その脚本に惚れ込んだというダニエル・クレイグ、「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エヴァンスを筆頭に、オスカー俳優のクリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレットなど豪華キャストが集結。今月発表された第77回ゴールデン・グローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門の作品賞と主演男優賞、主演女優賞の3部門でミネートされ、アカデミー賞の賞レースにも期待がかかる。
NYの豪邸で発見された世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビーの遺体。名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物から事件の調査依頼を受け屋敷にいた全員を第一容疑者として捜査を開始。やがて家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく…。
このたび、本作で初のゴールデン・グローブ賞主演男優賞ノミネートを果たしたダニエル・クレイグ演じる、名探偵ブノワ・ブランの場面写真が一挙解禁。一度は自殺と見なされた資産家ハーランの謎の死だったが、匿名の依頼で捜査を請け負うこととなったブランは「殺しの匂いがする」と殺人事件と断定。解禁された場面写真では、英国紳士さながらのサスベンダー姿でばっちりきめたカットや、人の心の裏まで読み取りクールに事件を捜査する名探偵ブランの姿が。
みんなから愛される軽妙な味わいも盛り込まれた“紳士探偵”という役どころのブランだが、ジョンソン監督は「ポアロにしろ、コロンボにしろ、ミス・マープルにしろ、映画の中の探偵にとって重要な共通要素は、完全にシリアスにはならない何かを持っていることだ。ブノワ・ブランを、面白くて欠点のある純粋に愛せるキャラクターに描こうとした。そしてまさにダニエル・クレイグが素晴らしい人間味をブランにもたらしてくれた」と、クレイグのキャスティングがベストだったと語る。
いっぽう今回演じるブランについて、ダニエルは「気取ってのんびりとしている南部出身の探偵でありながら、スロンビー家の一人一人を追い込み、彼らの主張を崩していくという全く新しいキャラクター」だと話し、「私はアガサ・クリスティーの映画を観て育った。またマイケル・ケインの『探偵スルース』(72)やクリストファー・リーヴの『デストラップ 死の罠』(83)のような一つのロケーションで全てが完結するミステリーも大好きだった」と語る。さらに「ライアンはこの作品に新鮮な解釈と鋭さをもたらすことで、とても現代的で面白い作品に仕上げたんだ」と、予測不能な展開によるオリジナル脚本で新たな傑作ミステリーを生み出したライアン・ジョンソン監督を絶賛している。
捜査が進むにつれて暴かれていく家族の確執や秘密。事件の真相は果たして…？ダニエル・クレイグが新たな魅力で演じる紳士探偵、ブノワ・ブランの活躍を楽しみに待ちたい！
文/富塚 沙羅
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