『ヲタ恋』の海外映画祭出品が決定!高畑充希「山崎くんの顔芸は国境を越える」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『ヲタ恋』の海外映画祭出品が決定!高畑充希「山崎くんの顔芸は国境を越える」

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『ヲタ恋』の海外映画祭出品が決定!高畑充希「山崎くんの顔芸は国境を越える」

2月7日の公開初日から3日間で観客動員数22万人、興行収入3億円を突破する好スタートを切り、週末観客動員ランキングで初登場1位を獲得した『ヲタクに恋は難しい』の大ヒット記念舞台挨拶が20日、TOHOシネマズ日比谷にて開催。本作でダブル主演を務めた高畑充希と山崎賢人が登壇し、劇中に登場する“ヲタ用語”の英語訳に悪戦苦闘した。

2014年に連載がスタートしテレビアニメ化もされた同名Web漫画を原作にした本作。漫画やアニメ、BLをこよなく愛する“隠れ腐女子”の桃瀬成海と廃人クラスのゲームオタクである二藤宏嵩。ひょんなことから交際することになった“恋愛不適合者”の2人が、数々の試練や困難に満ちた“ヲタクカップルライフ”を送る姿を、ミュージカル演出などを織り交ぜながらコミカルに描きだす。

そんな本作が現地時間1月30日から2月2日にフランスで開催された“漫画界のカンヌ”こと世界最大級のバンド・デシネイベント、アングレーム国際漫画祭で初の海外公式上映が行われ、その上映会の様子と現地の観客からのコメントを収めた映像が上映。高畑は「嬉しいですね」と山崎と顔を見合わせると、「多様性とかのテーマも現代に合っているなと思っていたので、バッチリ伝わっていましたね」と満面の笑みで語った。

さらに、現地時間4月24日(月)からイタリアで開催される第22回ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門で上映されることも発表されると、高畑は「海外では言葉があまりわからないこともあると思うので、山崎くんの顔芸に注目してほしい(笑)。国境を越えると思います」断言。山崎も「顔芸がグローバル化していけばいいかなと思います…(笑)」と苦笑いを浮かべながら、「日本が誇る漫画文化や、ミュージカルやラブストーリーをいろんな国の人に楽しんで欲しいと思います」と期待を語った。

海外に“ジャパニーズヲタクワールド”が広がっていくことを受け、このイベントの前には英語字幕付きの特別バージョンが上映。劇中に登場する様々な“ヲタ用語”が英語に翻訳されているとのことで、現在英語を勉強中だという2人はその一部の英語訳予想にチャレンジ。最初に「きゃわたん」がどう訳されているか予想した2人。「難しいですね。“可愛い”だったらあれですけど、“きゃわ”になって“たん”が付いてるからどうなるのか」と呟く山崎に、すかさず高畑は「どういうこと?(笑)」とツッコミを入れる。

そして「キュータン」や「プリティータン」などと予想を固めた2人だったが、正解は「cute」とストレートな英訳に。さらに「尊い」が「precious」、「おまいう」が「You can’t talk.」、「廃人クラス」が「die-hard」と訳されていくなか、最後の問題はおなじみのヲタ用語である「萌え」。これまでの傾向に合わせて「どんな気持ちかってことだよね…」と考え込んだ2人だったが、正解は「Moe」。まさかの答えに高畑は「なんで“萌え”だけ特別扱い…。じゃあ“萎え”もあるんですかね…」とつぶやいていた。

その後、会場に招かれた多国籍な外国人ゲスト8人から直々に熱い感想をもらった2人。山崎は「世界の方々にも愛される作品になればいいと思っています。映画に国境はないのでどんどん広まってほしい!」と意気込み、高畑も「もっと世界にもヲタク文化を知ってもらえたら嬉しいですし、日本でもいろんな人に観てもらいたい」と本作のさらなるヒットを願った。

※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記

取材・文/久保田 和馬

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