『パラダイス・キス』五十嵐隼士「夢は一個にしないで、何個も持ってほしい」 PART1|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『パラダイス・キス』五十嵐隼士「夢は一個にしないで、何個も持ってほしい」 PART1

インタビュー

『パラダイス・キス』五十嵐隼士「夢は一個にしないで、何個も持ってほしい」 PART1

累計発行部数600万部を突破した矢沢あいの人気コミックを実写化、女の子が2011年に見たい日本映画ランキング第1位に輝いた『パラダイス・キス』(6月4日公開)。D-BOYS、D☆DATEのメンバーで俳優、音楽活動を展開する五十嵐隼士は本作にイザベラ役で出演し、美しい女性の装いにチャレンジしている。イザベラを演じるに当たり、女性の所作を学び、8kg体重を落とし、美容クリニックで髭脱毛を行い、精一杯挑んだ本作の自身の役柄、女装への挑戦、共演者のエピソードや撮影裏話などをたっぷり語ってもらった。

――原作を読んで、映画で守りたい世界観や映画でも描きたいと感じた場面はありましたか?

「『ジョージがドレスを作ってくれて、私は変わった』という、イザベラが過去の思いを語るシーン。あのシーンによって、イザベラとジョージの関係性や「イザベラ」という人間の本質を端的に考えていると思うんです。あそこから観ていただいた人もイザベラという人物の見方がとても深まってくるのではないでしょうか?」

――イザベラ役のオファーが来た時の思い出や、その時の気持ちを教えてください

「原作の存在は知っていましたが、その時まで原作を読んだことがなく、(オファーを)いただいてから読んだんです。原作を読む前は『女装でしょ。面白くすれば、楽勝だ』と考えていましたが、原作を読んだら、『ガチやん。笑い一切ないじゃん!これは大変だ』とビビリました(笑)。(イザベラは)マジシャンだと思いました」

――撮影当初は女性の装いをしていることにより、「芽生えそう」と言っていましたが、それ以来、私生活などでつい女性目線になってしまうことはありますか?

「つけまつげを手に取って、『これ、ちょっと派手だな』とか(笑)。後は、お土産を買う時にマニキュアだったりと、女性の好きそうなものを選ぶようになりました。女性はそういうものの方が嬉しいと思うので、今後も女の人へのお土産は女性のものを買っていこうと思っています。ただ、趣味を間違えると、『使わない』ってなっちゃうから、無難なものを。マネージャーにマニキュアをあげたのに、一向に使ってくれないですけどね(笑)」

――イザベラを演じて周囲の反応はどうでしたか?

「『ROOKIES』のメンバーには画像を見せて、『イケるか、イケないか、どっち?』って聞いたら、みんなに『イケる』と言われました」

――イザベラ以外で、「やりたい役やって良いよ」と言われたら、どの役を演じてみたいですか?

「(即答ではっきりと)ジョージです!」

――正直、向井理さんより、自分の方がイケるだろうと?

「いや、おさむん(向井理)の方がイケます!だって全然、ジョージっぽくないですもん、俺。どうせやるなら、主演やりたいですよ!」

――コミック同様、実和子(大政絢)の胸元が開いていて、イザベラがそれを閉めるシーンもありましたね

「あれ、(お互いに)めっちゃ緊張してたんですよ!『当てたらやばい!』と思いながら、(胸を)触らないように、(ボタンを)止めていました。コミックだと、イザベラは母親のようなキャラクターですが、五十嵐隼士がやっているとなると、ただのスケベにしかならないですから!でもちゃんと、撮影終わった後に、(大政に)『ありがとうございました』と言っておきました(笑)」

※インタビューPART2に続く【Movie Walker】

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